進撃の巨人 LOST GIRLS 2
「LOST GIRLS」の2巻目。
アニの話の続きかと思っていたら、「ミカサ編」みたいな感じでした。そういえば、GIRLSと複数形。
そして、なんだか良くわからないお話でした。鏡男、何がしたい??
もしかして、「LOST GIRLS」は、これで終わり?
サンダーボルツは、名前は何度か聞いたような気がしますが、見るのは初めてかな。
ランナウェイズといい、サンダーボルツといい、長く続いているからこそのチームだなぁと思います。
あんまり、シビル・ウォーの本編とはかかわっていない感じの話はいろいろあったのですが、なんか、シビル・ウォーのおかげで、手駒が揃った的な恩恵を受けている話は、「シビル・ウォー」の中でも珍しい感じですねぇ。
サンダーボルツ シビル・ウォー
(MARVEL)
THUNDERBOLTS
A MARVEL COMICS EVENT
CIVIL WAR
トム・グルメット,Tom Grummett,
ファビアン・ニシーザ,Fabian Nicieza,
秋友 克也
ヴィレッジブックス
斎藤 一が出てきて、志士雄 真実が出てきてと、1番盛り上がっている時ですよねぇ。良い意味で、ブッとんでいる。
このパートが1番実写映画にはしにくいと思っていました。だって、ボスチャラの志士雄がアレですからねぇ。他のヤラレキャラでブッとんだのが出てくるのはいいと思うけれど、ボスがあれではあまりにも実写では無理だろうと思っていたのですが、実物そのものの志士雄が見れたときには感動しました。
「デスノート」の映画とかで、Lの松山 ケンイチが凄いのだとずっと思っていましたが、実は凄いのは、藤原 竜也だったんだと映画を見て思いました。
まあ、斎藤 一も、瀬田 宋次郎、四乃森 蒼紫も、あとから出てくる翁も、全部、イメージピッタリだったんですけどね。なによりも、顔がない志士雄をあれだけやれるというのは凄いわ。
実は、この文庫版買い出したのも、オビが映画の写真でそれが格好良かったからというのがあります。
まあ、コミックスではこれから出てくる十本刀がバッサリ切られていたりしたのは不満といえば不満ですが……。まあ、映画の長さでは無理ですわなぁ。
そういえば、新しい剣心がはじまる(はじまった?)そうです。
どうなることやら。
うーん、剣心じゃなくて、弥彦主役で良いんじゃないかと思ったりもするのですが。
物理的なスペースの問題もあり、わたしの中のソード・ワールドは、2.0にはバージョンアップしないことになりそうです。まだ読んでいない本をブックオフに持っていくのは、なんというか悲しいものがありますが。
もう、TRPGをすることもないのかなぁ……。
まあそんなことは置いといて、「ロードス島戦記 ファリスの聖女 完全版」です。TRPGが青春だった時代。もう本当に20年以上前、そろそろ30年以上前の作品になります。そして、けっこう掲載誌がどんどんつぶれて放浪するという不幸なマンガですが、それでも、良いものは生き残る力があるのだなぁと思います。
「ファリスの聖女」は、小説では「ロードス島伝説」の魔神戦争時代をかく山田 章博のマンガです。実は、「ロードス島伝説」の5巻目も、「ファリスの聖女」というサブタイトルがついているというややこしさ。しかも、同じ時代を同じ登場人物でかくこの「ロードス島戦記 ファリスの聖女」と「ロードス島伝説」は、けっこう、違った話になっています。
これは、小説の「伝説」がマンガ「ファリスの聖女」より後にかかれたのですが、原作者の水野 良が、小説書くときに話を膨らませたからです。
もともと、「ロードス島戦記」という、魔神戦争が終わってからの物語があって、そこで六英雄というのこの世界にいたんだよといわれています。(TRPGの設定としてあったんですね。強すぎるNPC的な存在として)
で、その六英雄の話としてマンガ版の「ファリスの聖女」が書かれて、そこでは、生き残った六英雄の他に、歴史の中では語られないけれど、7人目のフラウスという「ファリスの聖女」がいたんだとよという、この本の物語がかかれました。
さらに、「伝説」を書くときに、完全に正史から消されたナシェルという人がいてね……とやったら、このナシェルという人がとんでもない成長をして……。
みたい感じになっております。
だから、このマンガは、公式な設定としては外伝的な扱いになるのかなぁと思います。もしくは、人が伝え聞いているサーガとしての六英雄の物語というのは、こういうものだよと思ってもいいかも。
これねぇ、すごい絵が良いんですよ。もう、マンガの絵とは思えないような絵で描かれています。
そして、魔法の詠唱とか、伝説が、詩として表現されているのですが、これがまた、凄い。
ストーリー的には、ある程度設定を知っていないと難しいというか何しているのかわからないところはあるのですが、実は、ロードスのシリーズの中で最高傑作ではないかと思います。少なくとも、マンガ化されたロードスのシリーズの中で、これを越えるものは、これから後も出てこないと断言できます。
和製ファンタジーが好きな人なら、その原点にあるこの物語にぜひ触れてみて欲しいです。