ロケット・ラクーン & グルート
ロケット・ラクーンとグルートのオリジンが語られる1冊。
このグルートの話、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー プレリュード」に入っていたやつと一緒です。
ロケット・ラクーンの方は、面白いんですが、ものすごい読みにくいお話で、読んでいるうちに何回も寝落ちしそうになりました。なんでだろう…。
この設定はしかし……日本ではダメな気がしないでもない。
小さなグルートは可愛いです。
次の映画には、小さなグルート出てくるみたいで、ちょっと期待しています。
将也が眠っている間の登場人物達を1人1人丁寧にかいていく6巻目。
将也と西宮さんの物語だった映画版では、ここもバッサリとカットされた部分です。
でも、もしかしたら物語を膨らませていくときに、作者的にはここが1番大切にしたところかもしれないですね。
そして、変われるところあるし変われないところもある。変われないところも抱えて、それでも生きている。
西宮さんのお母さんと植野さん。植野さんと結弦。
将也のお母さんの西宮さんに対する態度も、すごいと思いました。大人だっていっぱいいっぱい生きている。それが、子どもにも伝わればいいなぁ。その上で、やっぱり子どものことを大事だと思っているし、成長して欲しいと思っている。
そして、かかれていく1人1人の内面。選択。
今回、マンガを読んで気づいたのは、もしかしたら子ども時代、
「わっ」
といった将也の声だけが西宮さんに直接聞こえた声だったのかもということ。
修復しかけたように見えていた関係が、一気に崩れ落ちる5巻目。
映画でも見ていたにもかかわらず、凄いダメージというか、衝撃があります。
普段、わたしはマンガって、感想を書いてから次の巻を読みます。そうしないと、どの巻の感想かわかんなくなっちゃうので。ですが、この5巻6巻は、一気読みしてしまいました。
5巻は永束くんの映画づくりの話が入っきていて、ここは映画版「聲の形」ではバッサリとカットされたので、それが面白いというのもあります。これやっていたら映画の枠では収まらなかったけど、これがあることで真柴くんのおもしろさも引き立ちます。映画では、ちょっと唐突な人だったから。
そして、先生も手話を覚えている。これ凄いことで、まあ、それがあるからといっても悪役として見られるけれど気づいて欲しいところです。彼を非難だけする前に、自分なら、そんな風にできるかと。
5巻ラストの崩壊にむけて、あの川井さんに追い詰められて将也がキレるシーンは、緊張感もあるしすごい好きなシーンでもあります。
そして、出会って時間が動き始めなければ貯まらなかったマイナスポイント。多分、プラスもあるはずだけれども。