今日も夢はもつれ

この世界の片隅で 上

なんともいえない絵に惹かれて映画を見に行ったのですが、これが、メチャクチャ良かったです。
ラストシーンの意味が、わからなくて、2回目見に行きました。2回目も、いろいろ発見することがあって面白かったです。なんか、わりと淡々としたお話なのですが、何回見ても飽きない不思議が雰囲気があります。

原作のこうの 史代のマンガは、文庫で何冊か持っていたのですが、まだ未読でした。てっきり、「この世界の片隅に」も文庫で持っていると思っていたのですが、まだ、文庫化はされていなくて、3冊購入しました。
今、1巻ずつ、ゆっくりと読んでいるところです。

で、先に映画の方の感想ですが、今年は、けっこういい映画が多かったのですが、最後の最後に見に行った「この世界の片隅に」が、最高傑作でした。
「君の名は。」もそれなりに良かったし、「聲の形」も傑作だと思ったのですが、「この世界の片隅に」は、凄いです。
他にも、いつものマーベルのアメコミ映画も面白かったし、「ゴジラ」も良かっし、「ちはやふる」も素敵だったのですが、それが全部吹っ飛ぶぐらいの出来でした。

初め見た印象は、どこか「最終兵器彼女」だったのですよ。すずさんから見た戦争が、ちせから見た戦争みたいな。すずさんフィルターを通して見た戦争っていう感じがしていました。すずさんが、人一倍、空想癖がある少女としてかかれていたので余計に。
でもねぇ、これが、それだけで終わる話ではなく。

原作の1話1話の最後にオチがつくお話の作り方も好きなのですが、映画の流れていくような物語運びも凄く良いです。原作の方が、長い分、映画で語られなかったお話が詳しく入っていていいのですが、あぁ、この部分も、映画のリズムで見たかったなぁという気がします。
基本、わたしは原作好きなことが多いので、けっこうこういう感想は珍しいかな。
映画はなんだか、高畑 勲監督の匂いもする気がしました。でも、高畑さんほど、理屈っぽくない感じがするんですよねぇ。

あと、この話が、けっこう色っぽい話なところも好きです。
多分、これから何回も、この映画見ることになるだろうなぁと思っています。

コミックスを読んで気がついたのは、最初の子ども時代のエピソードは、「この世界の片隅に」ではなくて、読み切りのエピソードだったのねということ。なるほど。でも、映画ではものすごくきれいにその伏線を回収していました。あれは、原作通りなのかな。