ジョジョリオン13
これは、けっこう分かりやすくつながった。
この世界の吉良は、割と良いやつだったみたいですねぇ。ビックリ。
ずっと、「睾丸が…」とかの話って、ただのネタなのかと思っていました。
そして、現代にもどって、キレた鳩ちゃんがかっこいいのです。なぜ、壁を登る~(爆)
「聖書」の最初と最後。「創世記」と「黙示録」。
どっちも、物語的な要素が強くて面白そうな感じです。まあ、「黙示録」は基本的には訳が分からないのですが。わかったら、すでに「黙示」でなくなってしまうという問題が……。
そして、新約聖書の「使徒言行録」が真ん中に挟まれています。この構成の仕方もなかなか面白いです。「聖書」の1番神秘的なお話の間に、1番泥臭いお話が挟まれている。結局、「使徒言行録」って、キリスト教の権力闘争史みたいな感じです。
ある意味、あまりいい歴史ではなくて、キリストが、暗喩としてでもこれを残すことにした心理というのにすごく興味があります。
まあ、書かれた時代というのが、まだ実際の時代からそれほど離れていなくて、生々しい感覚が残っていたのかもしれませんが。
この2人の対談は面白いです。
そして、村上 春樹は、まったくわからん。
うーん。
まあ、納得のエンディングなんだけど、違う結末が見たかった気がします。
もしくは、3親等とか関係なしに結ばれちゃって、もう世間なんか背を向けて暮らしていくというのなら、それはそれでよいと思うのだけれど。
まあ、だったら、りんちゃんが不幸になってもいいのかと言われると、これがベストの終わり方だったのかなぁとも思いますが。
ああでも、まさこさんの、
「母親の責任で言わせてもらいました」
から、
「どん」
までの展開は、凄い好きです。
それでも、割り切れないものを抱えたままの終わりではあるのかなぁ。乗り越えていかなければいけないことは多いのかもしれません。
高嶺の花を手に入れたのだから、それぐらいは当然か。
あと、番外編が1巻で完結です。この先が、ちょっとは読めるのかな?