放課後さいころ倶楽部7
ある意味、第1部完的な終わり方でした。
こうやって、みんがちゃんと年を取っていって、いろんなことがびっくりする程変わっていって、それでも遊び続けていられたならすごくいいなぁと思ったりします。
「プエルトリコ」のお話は、そうきたか的な展開で良かったです。この物語の中のキャラクターたちが、この物語の中だけで生きているわけではないという感じかして楽しいです。
あと、オリジナルゲームで、なにげにカルカソンヌの得点板を使っているところもいいわぁ。
2014年を振り返る「ボードゲーム・ストリート2015」。
今、play:game ボードゲームデータベースで、調べてみたら、この年は「カシュガル」をメチャクチャ遊んでいますねぇ。49回。
けっこう、ボードゲームのレポートも書いた気がします。あれから、もう2年か~。
ただし、この本には「カシュガル」は載ってないです。多分、「ボードゲーム・ストリート 2014」の方に載っていたような。
そして、散々遊んで、最近は遊んでいないですねぇ。流通も止まっちゃったみたいだし、あんまり思ったほど話題にならなかったかな。
2位が「宝石の煌き」で、これは、この本にも載っています。
これは、今も定番の良いゲームです。子どもウケも、そんなに悪くわないと思いますが、ちょっと慣れるまでは長く感じるかな。
カラーページをペラペラとめくってみるだけでも、「枯山水」、「イスタンブール」、「オルレアン」と、なかなか良いゲームや、話題のゲームがならんでいます。
特に「枯山水」で、またちょっと一気にボードゲームの知名度が上がった年だったような気がします。
もうすぐ、「2016」が出るのかな?
前巻を読んでから、3年弱。
その間に、平井 和正さんの訃報というショッキングな出来事もありました。
それでも、この方の場合は、ウルフガイも、幻魔大戦も、書ききってお亡くなりになったのかなぁ。ぼくら的には、あの「幻魔」の直接の続きは?という気持ちもないことはないけれど。それでも、なんらかの決着を得て終わったのだと思います。
今回は、同級生(プラス先生たち)と一緒に山登りをするだけという回。生徒たちは超革中のメンバーという得意のパターン。そして多分、このメンバーたちはこれ以上活躍することはないのではないかと思います。
これも、決着という意味では、読者にとってはモヤモヤが残る部分はあります。でも、物語として無駄な部分に見えて、それでも、その年代の「なにか」を閉じ込めるのには必要な場面なのかなぁと感じさせられます。
そこが、平井 和正のカリスマなんだろうなぁ。