秋里和国,読書小学館,小学館文庫,秋里 和国,,THE B.B.B.

THE B.B.B. 6

前巻では、ラストまでの盛り上がりについて心配していたのですが、展開が意外すぎて、もう盛り上がったのかどうかすらわからないジェットコースターに乗って最後まで連れて行かれた感じです。
でも、そうでした。秋里 和国という人は、既存のモラルにはこだわらない人でした。

まぁねぇ、トライアングルというのは、なかなかに不安定な形だと思うのですが、本人達がそれでOKなら良いのかもしれません。

ところで、最後に出てきたGUYのおねえ属性は、必要か?

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どんくさいおかんがキレるみたいな。 方言が標準語になるまで

松本 修の言葉シリーズ、第2弾。
「全国アホ・バカ分布考」は、どっちかというと「アホ・バカ」という一般的な言葉が中心でしたが、こっちは、どんどん変化していく流行語がメインです。まあその流行語の中でも生き残ってずっと使われていくような言葉ですね。
時代的に、取り上げている言葉が、自分とドンピシャなので、面白かったです。

たしかに、わたしの使っていることばって、テレビの影響をモロかぶりしていますねぇ。

まぁ、ウチは「おかん」とは言わずに、「おかあはん」なんですけどね。でも、兄弟は「おかあさん」と呼ぶので、これは多分「じゃりン子チエ」の影響。

言葉が変わってしまうと、以前はどう表現していたのかわからなくなってしまうことってあります。
「ゲットする」なんて言葉は、あきらかに「ポケモン」からうまれた言葉だと思うのですが。「手に入れる」とか言っていたのかな?今では、「ゲットする」の方がしっくりする気がします。

意味が、微妙に変化していく様子も、なかなか興味深かったです。

思わず、人に話したくなる知識です。

北原文野,読書オフィス漫,クアナの宴,北原 文野,,Pシリーズ

クアナの宴1 Pシリーズ3

Pシリーズの第3弾は、クァナの話。
でも、このキンドル版のPシリーズは、お話の基本になる長編である「夢の果て」が入ってないんですよねぇ。
あっちを先に読んでから読むと、ものすごく「おおそうだったのか!」というのが感じられてよいのです。もちろん、これはこれで、単品で楽しめるようにはなっているのですけどね。

キンドルにPシリーズの全部が集まってくるかと期待していたのですが、無理かなぁ…。

みなもと太郎,読書みなもと 太郎,リイド社,,風雲児たち,SPコミックス

風雲児たち8

アイヌの苦難は、続く。
それでも、本気でアイヌの倖せを願っていた日本人もいたのだよと。

なんか、この絵なんだけれども、泣ける。

そして、最後のページの玄沢の叫び。切実。

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幻魔大戦 Rebirth 3

石ノ森ワールドも、連結されてきました。
幻魔大戦だけでなく、サイボーグ009の世界も。
これは、初期のマンガ版の幻魔大戦でも、あった設定だけど、この世界では、イワン・ウィスキーがこの罪を犯したために、ブラックゴースト団やサイボーグ達がいなくなっているのですね。そのあたりの解釈も、ものすごくさりげなくかかれていて凄い。

これは、読みたかった続編やわと言える1冊です。

まあ、逆に、平井・石ノ森ファンじゃなければ、けっこう置いてけぼりなのかもしれませんが。
でも、読んでいるのは、ファンだよねぇ。

このコミックスを機会に、新しいファンが増えて欲しいです。