もののけ草紙 壱
夢幻紳士で、出てきたんでしたっけ?手の目って。
そんなことすら、忘れているというか、この子知ってるからと思って2巻を読み出したら、1巻まだ読んでなかったという。そして、それでも全然困らない感じです。
高橋 葉介の世界自体が、ものすごく安定しているなぁと思います。
びっくりするようなスピードで、成長していくところが面白いですねぇ。
NHKの白熱教室だったかで、この人の講義を放送していて、これは面白いぞということで購入。基本的に、テレビで言っていたことをもうちょっと詳しくしたような内容でした。
若干、読みにくいところもあったのですが、興味深い、面白い話です。
特に、新しい車を購入した後に、この本を読んだこともあって、車購入のくだりは、
「あぁ、そういうことたしかにあった!!」
と叫びそうになってしまいました。
大学の時代に、社会心理学を学んでいたのですが、それと似ているところもあります。
これねぇ、そういう自分の認知の癖を知ることで、正しい判断が出来るようにしようということなのですが、あの場に来ていたビジネスマンたちの興味は、
「いかに、顧客からお金を上手く引きずり出すのか?そのテクニックを知りたい」
ではないかと心配になります。
そう、悪用すれば、なんぼでも悪用できそうなところがあります。
そうならないためには、この考え方が、もっともっと世に知られるべきなんですよねぇ。
でも、自分の行動が合理的でないとか、みんな同じ様なバイアスがかかっているんだよということは、けっこう、受け入れるのに抵抗がありそうです。
まあ、こういう見えない悪意は、怖いよねぇ。
仕事上で、そういうのにさらされたことがないわけではないので、その怖さはよくわかります。
その時、守ってくれる素晴らしい上司っていのはいなくて、ひたすら、意に沿わないことを強要されたりしていました。1
だから、ネット上での発言には気をつけないといけないなぁとは思っています。自分は正義のつもりでも、罪のない誰かを傷つけていることはきっとある。きっとあるということと、その怖さは、忘れないようにしなければ。