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ファイブ・トライブス ナカラの魔人

ファイブ・トライブス
3月8日(日)は、久しぶりの湖畔のゲーム会でした。2月は湖畔のゲーム会がなかったので、1カ月以上ぶり。

普段は、土曜日に開催されるのですが、今回は、和邇乃児さんが土曜日に用事ということで、日曜日に開催。
しかも、和邇乃児さん、この日は、夕方東京に向かって立たなければならないということで、朝から夕方までのゲーム会でした。

さて、最初に和邇乃児さんが出したゲームは、「ファイブ・トライブス ナカラの魔人」でした。

「ルール、読んだだけで、いい感じやで~」

とのこと。
5種類の特殊能力のある部族(?)を操ったり、魔人の力を使ったりしながら、陣取りをしたり、商品を集めたりして得点を集めるゲームです。

「主なシステムは、『マンカラ』です」

???
マンカラ。
マンカラなら知っています。というか、わたしが知っているルールは、「オール・ボール・コール・ゲーム」のルールですが。なんせ、1つの場所にある石(種)を全部とって、その石(種)を順番に隣の場所に1つずつ置いていくのが、マンカラのルールです。

このゲームでは、タイルを並べてボードをつくります。そのタイルの上に、コマが置かれています。
コマは、5種類で、それぞれ色が違います。最初は、各タイルにランダムに3つずつ配置されています。
このコマが、マンカラの石(種)の代わりになります。

タイル1つを選んで、選んだタイルの上にのっているコマをすべて取ります。そして、そのコマを1つずつ隣り合うタイルに再配置していきます。再配置するときは、縦横に進むことはできますが、斜めは行けませんし、直前に移動したタイルにもどるような移動もできません。

コマがなくなって移動が終了したら、移動が終了したタイルから、最後に移動させたコマと同じ色のコマをすべて取り除きます。
取り除いたコマの種類と枚数によって、アクションをします。
また、こうしてコマを取り除いたタイルが空き地になった場合は、そこを自分の支配地にすることができます。

コマを取り除くことでのアクションは5種類あって、これが、「ファイブ・トライブス」というゲームの名前になっているようです。
黄色は、ゲーム終了時に黄色のコマは1つ1勝利点になります。そして、黄色のコマを1番多く集めていたプレーヤーは、20点。
白色は、ゲーム終了時に2勝利点になります。また、白コマは「魔人カード」を購入するのに必要になります。
緑色は、コマと同じ数の商品を手に入れることができます。
青色は、周囲にある青タイルの数だけ勝利点を手に入れることができます。
赤色は、コマと同じ数の距離以内にあるマスに配置されているコマや、プレーヤーがキープしているコマを1つゲームから除外します。
これによって、タイルにコマがなくなったら、そこも、自分の支配地にすることができます。

コマでのアクションが終わったら、次はタイルのアクションをします。タイルにも種類があって、それぞれでできるアクションが違います。
支配した時の勝利点の高いタイルには、アクションはありません。初期の得点は低いけれど、タイルのアクションをすることで、勝利点を高めていけるタイルや、勝利点を払って商品を手に入れるタイル、白コマを払って魔人カードを手に入れられるタイルなどがあります。

若干、ややこしいと思ったのは、商品を手に入れるアクションは、コマのアクション、タイルのアクションの両方にあるのですが、魔人カードを手に入れるアクションは、タイルのアクションの方にしかないとか独特の振り分けがされているところ。あと、コマは種類によって、すぐに使ってしまったり、キープしておかなければならないものがあったりするところです。

まあ、取りあえず、ゲームスタートです。

まずは、全部のタイルに3つずつコマがのっています。だから、3つのタイルにコマをまくことができます。
最後においたコマと同じ色コマを取り上げてアクションします。その時、たくさんのコマを取った方が、強力なアクションができる(または、後でお得)なので、2つの同じ色のコマが重なっているところで、コマをまくのを終えたい感じです。

魔人カードの能力は、おそらく何度も使った方がお得そうな気がするので、まずは、魔人を取るために白色のコマを集めるのかなぁ。

ということで、わたしと和邇乃児さんは、最初に、魔人カードを取りに行きます。
まあ、それでもはじめてなので、どの能力がどれぐらい効いてくるかは、手探りです。
和邇乃児さんが取ったのは、残り1このミープルの場所があったら、白コマを支払うことでそのミープルを取り除いて、その場所を支配できるという能力の魔人カードです。上手くつかえば、陣取りにアドバンテージが取れます。
わたしがとったのは、商品カードのなかにふくまれている奴隷カードを2枚セットにすれば、任意の商品として扱えるという能力の魔人カードです。商品は、種類を集めれば集めるほど高得点になっていくのですが、レアな商品なんかもあります。奴隷カードは、商品カードの中にとてもたくさん入っていますので、集めやすいような感じです。

でこねぇさん。

「この商品カードにかかれている○のマークは、なに?」

「多分、全体に含まれているそのカードの数かな」

よく見ると、○2つのレアな商品がいきなり出ています。わたしの魔人カードは、商品集めるにのに適したものなので、あんまりかぶって欲しくないなぁ……。

「じゃあ、こう動いて、緑のコマを取って、商品を取ります」

嫌な感じ。

手な感じで、わたしは、商品を集めるのと黄色のコマを集めるのを中心に動きます。
和邇乃児さんは、勝利点をアップグレードできる土地を押さえます。そして、魔人の力を使って、自分の土地を増やします。
自分の土地だということを示すためを、プレーヤーはそれぞれ規定数だけもっていて、それを全部置き終えるとゲーム終了になります。
つまり、いつ終了するかは、割と和邇乃児さんにコントロールされている感じです。

でこねぇさんは商品を集めながら、はじめっから高得点の土地ばかりを狙って支配していきます。魔人はガン無視。

わたしは、商品集めと黄色のコマ集めをするのですが、後半まで、全然土地の支配ができないままです。

やれることの自由度が大きいので、けっこう長考になりがちです。とくに、その都度その都度、全部の動きを考えてから1番いい手を選ぼうと思っているプレーヤーがいると、ものすごく待たされます。
そして、自分の番になったときに、けっこう状況がかわっていることが多く、それも、長考になりがちな点です。

魔人カードや、商品は、1ラウンドが終わるまで補充されません。そうすると、3人目とかになるとお目当てのものがなくなっていたりします。
また、おいしい土地ができているときもあるので、手番順は、けっこう重要です。

プレイ順を勝利点で競ることになっていて、0点も宣言できるのですが、0点を宣言した場合、後から0点を宣言したプレーヤーがいた場合は、前に宣言したプレーヤーは押し出されてプレイ順が後になってしまいます。

ときどき、おいしい場所をつくって置いて、次のラウンドに強引にスタプレを取りに行く作戦とかもしてみましたが、なんせ消費するのがが勝利点なので、若干、やり過ぎた感じでした。

結果。
1位でこねぇさん、145点。2位和邇乃児さん、128点。3位りん、118点。

わたしは、黄色のコマトップ、商品全種類と、自分の目標は達成したのですが、やっぱり土地が取れていないのがいたかったです。
商品取るのも、タイルの能力で取っていたため、そこでも勝利点を消費していて、無駄遣いが多かった感じです。

1位のでこねぇさんは、商品を全部集めていました。さらに、2週目の商品もいくつか集めていた。今回、和邇乃児さんが商品を捨てていたのと、わたしが、魔人の能力で商品を集めていたために、集めやすくなっていたかも。最初に、レアな商品が取れて、しかも、その後も、わたしがすでに取っていて、でこねぇさんが取っていないような商品ばっかりが出てきたりしていました。

「えー、りんさん商品集めてたんじゃないの。わたし、そんなにがんばらなかったに(薄笑い)」

前の「アホ、ちゃうか!!」発言に続き、非道いことを言われました。

多分、今回わたしたちがそれぞれした作戦って、全部ありだと思うのですが、それぞれに作戦の組合わせ方が間違っていたような気もします。

例えば、和邇乃児さんの作戦だと、多分、1度自分のものにした取ったアップグレードする土地というのは、もう誰も入りたくない(入るとアップグレードして和邇乃児さんの得になってしまう)ので、そこに、自分が欲しいコマ(例えば黄色のコマとか)を集めて、自分で取りながらアップグレードするということができます。
わたしの場合は、もうちょっと土地を取るように動かないといけなかったなぁと。でも、多分、取れる土地があると上家のでこねぇさんが長考して取ってしまうので、取れる場面ってあんまりなかったような気もしますが……。

いろいろ考えなければならないことが多いのですが、次やれば上手く行けそうな気がします。
そういう気持ちにさせてくれるゲームは、よいゲームだと思います。

長考になってしまうところだけがなぁ。タイマー使うとか、1回コマを取ってまきだしたら、やり直し無しのルールにするとか。
それはそれで、別ゲームになりそうだな。

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まるいち的風景2

まるいち、完結編。
そういえば、柳原 望のマンガを読むきっかけは、このマンガを買ったからなのでした。文庫で他にも出ているということで、「お伽話」シリーズから読んで、やっとここまでたどりつきました。

この人、絵柄はほのぼのなのですが、話は、本当に辛口ですよねぇ。
かきようによっては、まるいちは素晴らしいロボットで、ほのぼのするよ~というお話だけでやっていけると思うのですが、もしいたら、こんな嫌なことも起こってくるということを次から次へとたたみかけていく。

その上で、それでも……。という展開が、すごく強い。