8月下旬 湖畔のゲーム会 その1 長時間ゲームを遊ぼう 初級編

ハンザ・テウトニカ

8月30日(土)。

「本気の重ゲーを見せてやる!!」

とばかりに、和邇乃児さんが購入、持ち込んだゲームは、「ハンザ・テウトニカ」と「シビライゼーション」の2つでした。

「こっちのルールは、多分、大丈夫。『シビライゼーション』の方は、ちょっとまだ不安。
 だから、こっちからやろう」

と和邇乃児さんが言うので、1つ目のゲームは「ハンザ・テウトニカ」。

「ハンザ・テウトニカ」。聞いたことはあるけど、遊んだこのないゲームです。
箱絵のおっちゃんの顔は、どこかで見たことがあるよあな絵柄。でも、メーカーのマークが見たこともないようなマークです。

「これ、なんていうメーカーのゲーム??」

今調べてみました。アルゲントゥム出版。聞いたことない。ちなみに、ゲームデザイナーは、アンドレアス・シュテディング。こっちも、知らない。2010年のドイツ年間ゲーム大賞の推薦作だそうです。

「ハンザ・テウトニカ」は、ハンザ同盟の商人になって、都市を結んだり支配したりしながら、名声点を稼ぐゲームです。

基本、自分の番になったら、ワーカーをボードに早い者順で配置していくのでワーカープレイスメントのゲームみたいな感じもありますが、配置できるワーカーの数がアクションポイントで決まっていくのでアクションポイントのゲームの様でもあり、また、道を延ばしていくので路線引きのゲームでもあるようで、また、道の両端にある都市を支配したり支店を置いたりするので陣取りの要素もある。そしてなによりも、それぞれのプレーヤーに、今自分がどれぐらいの能力を使うことができるのかを示すための個人ボードがあって、そこには始めワーカーが置かれていてスキルが隠されていて、ワーカーが取り除くことによって、そのスキルが使えることを示すという「テラミスティカ」や、「エクリプス」のようなシステムがついています。

年代的に見ると、もしかして、このゲームのシステムを元に「エクリプス」とか、「フラミスティカ」のボードが考案されたのかな?

だから、ちょっと要素が多い目です。でも、意外とそれぞれの要素がうまく絡み合っている感じで、ルールそのものは、それほど複雑には感じなかったです。

全体で使うボードは、地図になっています。道と都市が示されています。だいたい都市と都市は、2マスから4、5マスぐらいのマス目の道で繋がっています。
基本的に、都市にはワーカーを置く場所が1~3つぐらいあって、そこに自分のワーカーを置ければ、その都市に商店を出したことになります。1自分しか、その都市に商店を出していなければ、その都市を支配していることになりますが、他のプレーヤーの商店もある場合は、より厳しい条件の場所にワーカーを置いているプレーヤーが支配していることになります。
こうやって、都市を支配して、ネットワークを作っていく感じです。
また、都市には、特殊能力がある都市があります。

基本、自分の手番でやれることは、

「財力の分だけ自分のストックからワーカーを取りアクティブにする」
「アクティブなワーカー1個を道に配置する」
「配置したワーカーを移動力と同じ数までマップ上の好きな道に移動する」
「繋がった道のワーカーを取り除いて道の両端のどちらかの都市に店を建てる」
「繋がった道のワーカーを取り除いて道の両端のどちらかの都市の特殊能力を使う」
のどれかです。

最初は、「ワーカーを道に配置する」か「自分のストックからワーカーを取りアクティブにする」しか出来ません。ワーカーには、2種類あります。普通の四角いキューブと丸いワーカーです。丸いワーカーは腹心の部下。四角がただの部下。もちろん、腹心の方が貴重で、腹心は部下の代わりに使うことが出来ますが、部下は腹心のかわになはなりません。都市に商店を建てるときに、かならず腹心ワーカーしか使えない都市というのも存在します。

「ワーカーを道に配置」は、アクションポイントの数だけ出来ます。ワーカーが余っていても、アクションポイントが少ないと少ししか配置できません。最初は、みんな2アクションポイントしかないです。
基本的に、速い者順なのですが、どうしても他のプレーヤーのワーカーが邪魔な場合は、自分のワーカーを配置するときに追加でワーカーを自分のストックに戻して、他のプレーヤーのワーカーを押しのけて自分のワーカーを配置することが出来ます。部下ワーカーを押しのけるには自分のアクティブなワーカーを1つ、腹心ワーカーを押しのけるには自分のアクティブなワーカーを2つストックに戻さなければなりません。押しのけられた方のプレーヤーは、押しのけられたワーカーと追加でストックのワーカー(押しのけられたワーカーが部下なら1つ、腹心なら2つ)を、押しのけられた道に接する道に配置することが出来ます。

こうやって道に配置したワーカーで都市と都市をむすぶことが出来たら、「繋がった道のワーカーを取り除いて道の両端のどちらかの都市に店を建てる」か、「繋がった道のワーカーを取り除いて道の両端のどちらかの都市の特殊能力を使う」かのどちらかが出来るようになります。

「都市に店を建て」その都市を支配するには、道から取り除いたワーカーの1つを都市に配置し、その他のワーカーを自分のストックに戻します。
それ以後、その都市に接する道から誰かがワーカーを取り除いてアクションするこどに各都市について1点入ります。
両端の都市を支配していて、他のプレーヤーがその道でワーカーを取り除いてアクションをしてくれると一気に2点入るわけです。

また、「都市の特殊能力」を使うことにすると、道から取り除いたワーカーをすべて自分のストックに戻し、自分の個人ボードの該当するスキルの場所のワーカーを取りアクティブにします。
スキルには、アクションの数にかかわる「行動力」。ストックからワーカーをアクティブにするときの数にかかわる「財力」。ワーカーを道から道へ移動させるときの数に係わる「移動力」の他に、都市に部下を配置するときの場所に係わる「地位」とゲーム終了時の点数計算にかかわる「影響力」の5つがあります。
ワーカーをこのボードから取り除いくとそのワーカーの下にかかれたスキルのレベルが上がっていきます。

「繋がった道のワーカーを取り除いて」なにかするときに、その道にはボーナスタイルがあることがあります。
これを持っていると、いろいろ追加のボーナスアクションをすることが出来るようになります。
道にボーナスが落ちている感じ。

使用したワーカーは、自分のストックに戻ってきます。ストックにいるワーカーは基本的に使用することができません(使用できるのは、たしか他のプレーヤーに追い出された場合ぐらいです)。なので、使用できるアクティブなワーカーはすぐになくなってしまいます。
その場合、「財力の分だけ自分のストックからワーカーを取りアクティブにする」ことが出来ます。

基本の動作は、これだけ。
ワーカーをアクティブにする。ワーカーを配置する。ワーカーを取って都市に係わるアクションをする。
細かいルールはあるけれど、けっこう動きとしてシンプルです。

ゲーム中に点数を取れる動きは、都市を支配して他のプレーヤーが道を使ったときに得るか、東西の2つ都市が繋がるように都市に商店を配置すると7点だったかなの点数が入ります。

ゲームは、誰かが20点とるか、ワーカーを配置できない都市が10個になるか、ボーナスタイルマーカーが切れて配置できなくなるとゲーム終了です。

その後に、最終の得点計算をします。

でこねぇさんが初手番。わたし2番。和邇乃児さん3番。

最初にできるアクションは、2つだけ。
取りあえず、ゲーム中に得点取るために出来ることって、都市の支配か、東西の都市がつながるように都市のネットワークを作っていくかです。

多分、最初はスキルを上げていくことになるんだろうなぁ。そうすると、最初はスキル系のところに配置するのがお得かなぁ。
どのスキルが大事だろう……。

まぁ、単純に考えて、1番大事なのは、「行動力」だろうなぁ。

てなことを考えていたら、でこねぇさんは、まったくスキルとは違ったところにワーカーを配置したので、ビックリしました。
そこは、ワーカー2つ、つまり2アクションで道が引ける場所でした。なるほど、東西の都市をつなぐのを考えたわけかな。
しかも、そこなら誰にも邪魔されない。

で、2番手。
わたしは、「行動力」のスキルを上げる都市の道にワーカーを2つ配置。ここの道は3つで繋がるので、次の手番で都市を支配かスキルを上げることができるはず。

3番手の和邇乃児さん。
わざわざ、ワーカー1こをわたしの配置している道に置いてきます。ここ狙っているのか?
なぜ、そんな邪魔を。
そう考えると、でこねぇさんの1手目は、邪魔されないのでいい感じかなぁと。

手が進むにつれて、この和邇乃児さんの人が狙っている土地に1個だけワーカーを置いておく作戦は大事だということがわかってきました。
ワーカーの数も多くないし、アクションも少ないので、一気にあっちの道にもこっちの道にもワーカーを配置してツバつけておく感じではなくて、道を1つずつ攻略していく感じになります。
そうすると、1個だけお邪魔ワーカーを置かれたところは、そのお邪魔ワーカーをのかさなければしかたなくなります。のかすと自分のワーカーは追加で消費。相手はストックからワーカー追加で無料でワーカーが追加出来てしまいます。人の邪魔をしながら、自分は1アクションで複数のワーカーを配置できる事になるわけですね。

ずるい。なにそれ。

多分、これかなり、都市のネットワークを作るときのポイントになると思います。
まあでも、そんなことに気づくのは、もうちょっと進んでから。

わたしの2ターン目。和邇乃児さんのコマをのけて、「行動」のスキルを伸ばす都市を支配。
先に「行動」のスキルを伸ばすかどうか迷ったのですが、取りあえず支配。ここって、みんな使いたいはずなので、最初に支配しておけば、点数がどんどん入ってくるんじゃない?

ということで、取りあえず支配から。
ゲーム中20点取ることが終了条件なので、このやり方は、ゲームの終了を早めたかもしれません。

といいつつ、1回1点なので、考えていたほど点数どんどん点数が入ってはこなかったです。

しかし、ここで点数を20点取って終了しても、不安なのは、ゲーム終了後の点数。
だって、20点取ったら終了のゲームなのに、ボードに得点トラックは100点とかかいてあります。
もしかして、ほとんど終了後の得点なのでは……。

さて、だいぶんゲームも進んでいろんな都市が支配されていきます。でこねぇさんは、スキル都市と隣の都市を支配して、人がスキルを使うたびに2点という体制を整えます。
和邇乃児さんは、人が取ろうとする道に1個ずつワーカーを置いて、どんどん自分のネットワークを増やしていきます。

中盤ぐらいなので、もう1回ゲーム終了時の得点の確認を。

各都市の支配者に2点。……うーん、みんな同じ数ぐらいかな。
ボーナスタイルの数。……あんまりない。
最大まで成長させたスキル。……それは、無理そう。
「都市のネットワークの数」×「影響力」。

えっ。
よく見ると、わたしの都市はバラバラにつくっています。そして、最大のネットワークは3つ。
しかも、この3つの都市のネットワークですが、そこからネットワークを外につなげることができるHUBになっている都市は、1個しか商店が置けない都市で、すでに和邇乃児さんに押さえられています。

他のプレーヤーは、けっこうネットワークが繋がっている。
多分、ここがゲーム終了後に、最大の点数になるのではないだろうか……。

あっ、これ詰んでる……。

ボーナスタイルには、商店のスペースがなくても支店としてその都市に店をおいてネットワークが繋がっていることにすることができるタイルというのがあります。

あれだ。

でも、ネットワークが繋がっていないことを指さし確認した瞬間に、和邇乃児さんが取ってしまいました。

「影響力」のレベルをあげる都市はたしか和邇乃児さんが支配していたのですが、道のもう一方の端の都市はわたしが支配していました。
「影響力」の都市の力を使うと、和邇乃児さんにも点数か入るけど、自分にも点数が入る。
「影響力」のレベルは、常にワーカーが1コマのけられたら1つずつあがるわけではなくて、最初は、2倍。2つ目のワーカーでも2倍。3つ目だと3倍。というふうに、レベルアップが足踏みするところもあります。

うーん。これは、わたしがバンバン「影響力」をあげて、他のプレーヤーがそこを選べないようにして、わたしだけ4倍とかにして終了するしかないなぁ。

そこからは、終了条件に向かって「影響力」を上げる行動ばかりしました。
なんとか、×3の「影響力」のとこまでは行けましたが、それでも9点。他のプレーヤーは、×2でも15点以上はあったと思います。

しかも、結局、でも、20点に達したのは、でこねぇさんだったような。
ゲーム終了。

ネットワークが繋がっていないと、ダメダメです。
1位和邇乃児さん51点。2位でこねぇさん49点。りん36点。

今回は、最終の得点の取り方がよく理解できてなかったですが、なかなか絡みがあって楽しいゲームでした。
後で考えてみたら、スキル都市はみんなマップの辺境にあって、ネットワークをつなごうとするとつなぎにくい場所にあったりといろいろ罠がしかけてあります。

それを踏まえた上で、もう1回遊んでみたいゲームですねぇ。

おっ、インスト入れて2時間ぐらい。
長いといっても、割とまとまったよいゲームだ。

これぐらいなら、「シビライゼーション」終わった後、もしかしたら、「コンコルディア」を1回するぐらいの時間があるんじゃないですか?
この前、白紙さんに聞いたところによると、「シビライゼーション」も、2時間半ぐらいで終わるらしいし。

アンドレアス・シュテディング,Andreas Steding
Z-man Games
発売日 :
  1. その都市にワーカーを置くためには、まずは、その都市に繋がる道にワーカーをおかなければなららないのですが。 []