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6月は、ちょっと遊ぶペースがダウンしましたが、7月は、12日(土)、13日(日)は、東京でホビージャパンフェスティバル、19日(土)は京の勉強会と、なかなか充実の日々を送っております。

あと、平日に久方ぶりに子どもと遊んだりもしておりました。子どもと遊んでいたのは、定番の「ラブレター」と「ナダ!」です。
「ナダ!」は、すぐに遊べていい感じですが、若干、物足りなさが残る感じかな。

そして、三連休のど真ん中7月20日(日)は、湖畔のゲーム会でした。

コンコルディア

コンコルディア
今回は、ゲームオーダーから日本語版が出たばかりのゲーム、「コンコルディア」からスタートしました。
けっこう、あっという間に売り切れでしたねぇ。日本語版が出るのをみんな待っていたのですね。
今回、和邇乃児さんが購入。ゲームハウスに持ち込む予定をされていたのですが、ゲームハウスでも、購入しておりました。
和邇乃児さんのゲームが届くのが送れていたので、うちのゲームで遊びました。ちょうど良かった。

デザイナーは、「ナビゲーター」を作ったロンデルシステムで有名なマック・ゲルツです。
ただし、今回は、ロンデルはなし。

手札のカードをプレイしていって、カードに書かれたアクションを解決していきます。

カードは、「元老院議員」のカードをプレイすることで購入して増やしていくことができます。デッキビルドっぽいところがあるゲームだということで、デッキビルド好きとしては、大変、期待しておりました。
購入したカードは、手札に入ってすぐに利用することが出来ます。このあたりは、「ロココの仕立屋」とよく似たような感じです。

ローマ帝国のマップとイタリアのマップがあったのですが、今回は、全ローマのマップの方で。
ローマ帝国のマップの方が3~5人用で、イタリアマップが2~4人用で、イタリア面の方がちょっと土地が少ないです。なので、もしかすると3人だとイタリアマップの方がからみが多くて良かったかもしれません。
まあ、初回なのでそんなことはわからずに、「とりあえずローマでしょう」みたいな感じで。

最初、手札にすべての初期カードを持ってスタートします。で、どれを出してもOKです。
そして、使用したカードを全て手札にする能力のある「護民官」のカードを出せば、また全てのカードが使用可能になります。
「護民官」のカードは、このデッキをリセットする能力とともに、捨て札の数に応じてお金を得るという能力もあります。また、決められた資源を払えば、このときにマップ上の自分の入植者コマを増やすことが出来ます。
このカードを出すことで、いつでも手札をリセット出来ますので、使えないカードを廃棄したりする必要はありません。使えないカードは、使わずにリセットをすればいいわけです。
でも、基本的には、パス的な動きをするカードなので、出来るだけプレイしたくない感じです。たくさんのカードを上手に使ってからプレイした方が、収入も増えてよさげです。

最初は全員ローマに、入植者を置いています。入植者は、陸路を動ける人間と、海路を動ける船のコマにわかれていて、最初は各1つずつ配置されています。「建築家」というカードをプレして、この入植者コマを動かしてコマのとなりの都市に自分の家を建てていきます。
都市に家を建てるには、その都市で生産される資源によってきまった資源とお金を払わなければなりません。
最初は、初期資源と初期金で、都市に自分の家を増やしていきます。

マップは、いくつかの都市が集まって、「属州」という地域を作っています。「長官」のカードをプレイすれば、その属州から資源を集めたり、お金を集めたりすることができます。このカードだけ、最初から手札に2枚あります。

資源は、「商人」というカードを使えば、別の資源お金に変換することができます。ただし、このとき2種類の資源しか扱えません。あとこのカードは、プレイしたときに、少し収入があります。

新しいカードを増やすには、「元元老議員」。このカードを出せば、2枚までカードを購入できます。カードを購入するには、カード化にかかれたコストの資源を払います。ただし新しく置かれたカードほど、追加のコストが必要になっています。
そして、カードが購入されると、カードが詰められて置かれて新しいカードが置かれます。

あと、他人の捨て札の1番上のカードの能力をコピーして使える「外交官」。これの使い方が、けっこう大事。

最初からあるカードは、これぐらいかな。

カードが全部売り切れるか、誰かが家を置ききったら、1周りしてゲーム終了になります。

さて、わたしは、スタートプレーヤーでした。なにを選ぼう。
スタートプレーヤーは、ちょっと初期資金が少ないのです。

ボードが陣取りっぽい1ので、最初に有利な場所に家を作るのが大事かなぁ~。
ということで、「建築家」。1番高い資源である「織物」が生産される都市に家を1こ作りました。これで、スタートプレーヤーの初期資金5金を全部使い切る。

うーん。家は、入植者コマの隣にある都市に、資源とお金がゆるすかぎり建設できます。今考えると、1つの都市を全力で建てるより、もうちょっと安い都市を2つ建てた方が良かったかもしれない。

「なんか、『建築家』って、大事だよねぇ」

と、2番手、3番手、2人とも「外交官」で、その能力をコピー。

そのプレイ、本当に正しいか?

と思うけど、多分、前半は、自分の領地を広げていくのは、すごく重要だと思います。
そして、自分の「建築家」は温存。

「長官」は、自分の家がない属州でも指定するだけで資源がでるし、自分の家があれば追加で資源がでるし、「大長官」というカートがあれば、さらに追加で資源がでるしで、かなり便利なカードでした。
でも、自分の以外のプレーヤーの家がその属州にあった場合は、そのプレーヤーも資源を得てしまいます。
わたしは、自分の利益が優先なので、でこねぇさんの家のある属州で何回か長官の能力を使って、自分に「織物」2つ、でこねぇさんに「ワイン」1つてなことをしていましたが、ゲーマーな2人は、他人に資源がでるような長官は、まったくしてくれませんでした。非道い2
後半は、いろんな人と利害がからまってくるので、若干プレイしにくくなりますが、購入して手に入れる「石工」、「農夫」、「鍛冶」、「酒商」、「織屋」などのカードを購入してプレイすれば、自分だけが、それぞれの資源を手に入れられるようになります。

まあ、これを見ていると、自分だけの「属州」を持ったり3、人がいる「属州」にいっちょかみするのは、けっこう大事かもしれません。

自分の手札のカードと資源を上手にマネージメントするという楽しさと、マップの上で他のプレーヤーとどう絡んでいくのかという楽しさの両方が、ほどよくマッチしています。

これだけのルールでも、なんか、けっこう楽しい感じです。ルールも、わかりやすくて例外的な動きも、「ロココの仕立屋」や「イスタンブール」に比べても少ない感じです。
基本、カードをプレイして書かれていることするだけです。

ただし、自由度が高くて、最初は、どうすりゃいいのか、けっこう考えてしまいます。そして、考えないと、けっこう1手が後に残ってしまう感じです。
まあ特に、最初の1手、2手っていうのは、7枚もカードあるし超重要で、多分、今回は安易すぎ(笑)

ちょっとわかりにくいのは、点数です。

このゲーム、自分の手札のカードが、全部得点になります。
カードは、プレイしたときの能力の他に、得点の要素もついています。得点の要素は、それぞれ神様の名前で表されています。
このゲームの題名である「コンコルディア」っていうのも、この神様の名前です。

「ウェスタ」のカードはゲーム終了時に資源を全てお金に変換したあと所有している10金ごとに1点になります。
「ユピテル」は、煉瓦都市以外の都市の家の数が得点に。
「サトゥルヌス」は、家がある属州の数が得点に。
「メルクリウス」は、産出できる資源の種類の2倍が点数に。
「マルス」は、入植者の数の2倍が点数に。
「ミネルウァ」は、それぞれの資源の数だけ種類があって、それぞれの資源を生産する都市に応じて得点が決まっています。
「コンコルディア」は、終了条件のトリガーを引いたプレーヤーが自動的に貰える特別なカードで、7点です。

で、このカードの種類ごとに1枚の得点を計算して、それに持っている枚数を掛け合わせて、すべて足したものが最終得点になります。

点数要素、実はこれだけ。
だから、カードを買わないと点数が増えない。まあ、初期手札のカードにも、神様の名前がついているので、0点てことはないのですが、とにかく自分がボード上でやっていることに合致するようなカードを取っていかなければいけない。

「コンコルディア」はおいとくとして、基本的に「ウェスタ」と「メルクリウス」と「マルス」以外のカードは、全部、家が点数にからんできます。だから、基本、家を作っていくのは大事。
でも、「メルクリウス」は、できるだけいろいろな種類の資源をつくれといい、各「ミネルウァ」は、同じ種類の資源をつくれというわけです。しかも、「ミネルウァ」は、そのカード購入するために必要な資源と、その資源が出る都市に家を建てるのに必要な資源がまったく同じで、いつ、どっちをとるのという選択になります。しかも、各ミネルウァのカードは、ゲーム中1枚ずつしかない。他人に取られれば自分はとれません。

どのカードを獲得すれば得点になるのだろうということと、どのカードを獲得して使っていけば上手に回せるのだろうという2つを考えながら、カードを購入していかなければならない。

このあたり、点数、どれだけとれているのというこや、誰が勝っているんだろうというところが、ちょっと見えにくい感じでした。

ゲームの流れとしては、前半は、資源が出る家を建てていくのことが大事で、後半は、カードが点数なんだから、カードの奪い合いみたいになるのだと思います。

ということを考えて、また、「織物」が豊富だったということもあって4、「執政官」という追加資源を払わなくても1枚カードを購入できるというカードを出た瞬間に、無理無理に「元老院議員」で手に入れたりしていました。

そして、前半は、神様の名前なんて関係なしに効果でカード購入して、後半は神様の名前重視でカード購入していく感じです。5
今回のゲームでは、終盤、カードがあっという間に売り切れて終了しました。
「外交官」のカードも、終盤は、カード購入に使われる感じでした。

わたしは、「織物」をいっぱい作れるので、お金的には困らなかったのですが、「商人」での変換が1度に2種類の資源しか扱えないという制限が、なかなか苦しかったです。これ、うまい制限だと思います。
家を作るのには煉瓦都市以外は2つの資源が必要なのですが、織物を潰してなにか1つしか資源が作れない。
「商人」のカードを購入して、2回ぐらい変換できるようにするとかの必要がありました。

まあでも、この点数の見通しが悪いことで、誰が勝っているのかわからずに最後までもモジベーションをもってプレイを続けていけるという部分もあるかもしれません。
詰んだ……って感じにはなりにくい。実は、詰んでるかもしれないんですけどね。

結果は、1位和邇乃児さん139点、2位りん120点、3位でこねぇさん120点でした。タイブレイクは、「大長官」のカードを持っているかどうかでした。

今年のドイツ年間ゲーム大賞エキスパート賞のノミネート作の3作を並べてみると、多分、「イスタンブール」、「ロココの仕立屋」、「コンコルディア」の順に難しくなるかなぁと思います。
でも、実はルール的には、「コンコルディア」って、「ロココ」、「イスタンブール」よりも、すっきりしている感じがします。

「あぁ、わたしは『イスタンブール』より、こっちの方が好きかも」

と言うのが、でこねぇさんの感想でした。
わたしは、この3作のなかでは、「ロココ」が、1番楽しいです。多分、これはテーマ的なこともあるのだと思います。

この3作のなかでは、確かに、1番プレイ時間が短くて、リプレイ性のある「イスタンブール」が、エキスパート賞だというのは、納得なのですが(基本、エキスパートと言ってもそんな重いゲームがとらないよねぇ)、どれが賞とってもおかしくないなかなかレベルの高い3作だと思います。

ということで、次の日、ねぇさんと2人戦。
同じ用に、スタートプレーヤー、初手「織物」。
カードを減らすのを忘れていて、途中で、突然にカードを減らす事態に。
勝利したと思ったら、コンコルディアの点数で負けてしまいました。

うーん。ちょっと作戦考えた。また、遊びたいです。

さて、その後、 ねぇさんと遊んだり、おてばんで遊んだりしました。

「おてばん」で遊んだときは、わたしがインストしたのですが、得点の取り方の説明が不十分だったようです。
うーん、いつになく上手にインストできたと思ったのだが……。
途中でも、「カード買わないと点数が伸びないよ…」的なことを言ったのですが。

まあ、確かにでも、そこがこのゲームで1番見通しの悪いところです。
で、最初に遊ぶときは、やっぱり「中間決算」のルールは、やっておいた方が無難かなぁと思います。
これをすることで、ちゃんとプレーヤーが得点の取り方を理解しているかどうか確認することが出来ます。

まぁ、インスト完璧で、理解できない方が悪いといいきれる人は、それでいいと思いますが、わたしは、それほどインストうまくないからなぁ。

ここで、点数の高いプレーヤー順に2金、1金と収入がある件で、

「なんで、点数高いプレーヤーにさらに収入?」

とか、

「なんで、本来のルールでは入らないはずの収入が?」

とかいう疑問があったのですが、これ、本来は得点がはっきりとは見えないゲームなので、1位であるということが周りに知られるというのは、(叩かれやすくなって)不利だということなのだと思います。
まあ、あんまり直接攻撃的なことってないのですが、あいつトップだから、長官はあいつの家があるところではやめようとか、そういう影響は、ジワジワくると思います。
そして、2金、1金プラスというのは、その点数を公開した事による不利をなくすためのもののようで、やっぱりあった方がよいでしょう。

あと、高級ということで、布、ワインに目がいきがちですが、初手、布は、悪手かも。
少なくとも、1番手、布都市に家1つというのは、かなりヤバイ気がしている今日この頃です。

マック・ゲルツ,Mac Gerdts
ニュー・ゲームズ・オーダー
発売日 :
  1. 正確には、他の人の家の置かれている都市でも、お金をたくさん払えば自分の家を置くことができるので、陣取りではないですね。 []
  2. と言うか、でこねぇさんだけぬるい。ずるい。 []
  3. まあ、人はいつでも自由に入れるので、可能ならばですが。 []
  4. 「元老院議員」でカードを購入するときの追加コストは「織物」であることが多いのです。 []
  5. まあ、1点にでもなるのなら、買えるカードなんでも買っとけ的な感じもあったかも。 []

武内直子,読書セーラームーン,武内 直子,美少女戦士セーラームーン,講談社,

美少女戦士セーラームーン6 完全版

外惑星戦士編?終了。
そして、「かぐや姫の恋人」。

「かぐや姫の恋人」は、時期的にいつの話かというのが、ちょっと微妙な話ではあります。
でもねぇ、今回読んで、アルテミスの男前かげんに、涙が出てきました。

再アニメ化されるみたいです。うさぎの声は一緒らしい。
それは、凄い。

ルナは、藩 惠子ではないのか……。けっこう、あの声も好きですけどねぇ。

ロバート・A・ハインライン,小尾芙佐,読書ロバート・A・ハインライン,夏への扉,早川書房,,SF

夏への扉 新訳版

名作。
名作、なめてたわ。
ハインラインって、実は「宇宙の戦士」しか知らなくて、まあ、あれ、おもしろいかというとイラスト以外は微妙じゃないですか。

でも、これは、文句なしの名作です。

まあ、この21世紀は、まだきていないわけですが、この未来視の能力というのは、すごいなぁと思います。
これ、i-padだ~というものも出てきています。

でも、そういうギミックな部分だけではなくて、この主人公がいいですよねぇ。
好きにならずにいられない技術者気質な人です。

ストーリー自体は、ベタベタな展開なところもあるけれど、安心してドキドキできる。
そんな古典的名作SFです。

伊藤計劃,倉田英之,円城塔,北國浩二,堀晃,大森望,小川一水,小林泰水,岸本佐知子,日下三蔵アキバ忍法帖,伊藤 計劃,倉田 英之,円城 塔,堀 晃,大森 望,小川 一水,小林 泰水,岸本 佐知子,年刊日本SF傑作選

超弦領域 年刊日本SF傑作選

年に1、2冊読めると、追いつくんですけどねぇ。今のところ、2年に1冊ペースでしか読めていません。

まあ、いろいろ入っているし、短編だしということで、初めのうちはフーンという感じで読んでいたのですが、「アキバ忍法帖」あたりから後が、メチャクチャ面白かったです。

「アキバ忍法帖」は、つづきが読みたくてしかたない感じです。

まあ、自分が物語とか世界観を読む人ではなくて、キャラクターを読む人だということが良くわかる。
まだまだ、世の中には、面白いお話を書く人がいっぱいいるな。

もしかして、元の山田 風太郎の話も、途中で終わっているの?

大森 望,日下 三蔵,
法月 綸太郞,林 巧,横山 三英,小林 泰水,藤野 可織,岸本 佐知子,石川 美南,Boichi,倉田 英之,堀 晃,小川 一水,円城 塔,伊藤 計劃
東京創元社
発売日 : 2009-06-25

大河原邦男,安彦良和,富野由悠季,矢立肇,読書ガンダム,大河原 邦男,安彦 良和,富野 由悠季,映画,機動戦士ガンダム,機動戦士ガンダム THE ORIGIN,矢立 肇,角川コミックス・エース,角川書店

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 7

マチルダさーんの1巻。

リュウの死もあったりして、ホワイトベースの人間が、どんどん大人になっていかざるえない感じが良く出ています。
若干、マチルダさんの死のせいで、リュウさんの死がかすでしまったところはありますが。
これは、テレビみたいに30分1話の方が、気持ちの切り替えができてよいのかも。

ミライさんは心配性ということなのですが、これは、性格であってニュータイプということではないですよねぇ?
もしかして、安彦さん、ニュータイプのことがよくわかっていなかったりして。

そういえば、ORIGIN映像化(映画化?)だそうです。
凄い。
でも、それでいいのか?とも思う。

マチルダさんのことをマルチダさんといったり、コクピットのことをコトピックといっていた中学時代が懐かしい。