咲-Saki-6
超能力戦。
えーと、牌の上だけではなくて、実際に超常現象が起こるレベルです(笑)もともと、そういう話ですよね。
麻雀のルールは、それほど詳しくないけれど、カンをするというのが、自他ともハイリスクハイリターンだったことは、知っています。
たしか、ドラが増えるんだよなぁ。
そして、まだわかっていない勝負の行方が、番外編でわかってしまっていないか、コレ。
それぞれの思いを、それらしくのせていて、やってることは超常現象でも、お話としては、納得できる気がして、いい嘘ついてる。
時の輪。
1番遠いところが、1番近い。
「ニーベルングの指輪」あたりから、今までのすべての松本宇宙をつなげていきながら、この世界の上には、さらに階層的に何重にも世界があることを示し続けています。
新しい「銀河鉄道999」しかり、「新・宇宙戦艦ヤマト」しかり、そして、その流れの上に、この「幻想新幹線0」もあります。
わたしの覚えている限り、コスモドラグーン戦士の銃は、はじめから4つあって、ハーロックが1丁、エメラルダス1丁、トチローが2丁もっている。で、その2丁のうち1丁を鉄郎がもっている。
たしか、トチローのお母さんのからもらった。で、その鉄郎がもっているシリアルナンバーが4だったような……。そして、「999」に乗って旅をしていた未来の少年も、たしか、同じシリアルナンバーがついていたような気がします。
でも、これはもしかすると映画の「999」の設定だったかも。
0のシリアルナンバーは、初めて見た気がします。
この主人公の地球も、わたしたちの地球と同じ地球かどうかはわからないと何回も強調されています。
じゃあ、パラレルワールドとかでいいじゃんと思うけれど、松本 零士の中では、どこかつながっているんだろうなぁと思います。
ちょっと、その思いが、これまで以上に暴走していて、読者置いてけぼりな感じもあります。
でも、自分勝手というよりも、強烈な義務感に駆られている感じがするんですよねぇ。
でも、どこまでもついて行くのです。わたしたちは。
というか、いろんな物語の続きを読みたいです。「999」も、「ニーベルング」も、「わが青春のアルカディア」も。
どこかで、集結して、収束していってもいいから。
11巻目。2008年刊行。
ロケットの話は、いつもより真面目ですよねぇ。
まぁ、ちょっとはいつものあさり節なブラックさもあるのですが、大変まっすぐななロケットに関するお話でした。
これを1年間通して連載させてくれるメディアがあるということ、というか、これを「連載してもいいよ」と言われるだけのスペースを作ったのは、今まで、あさり よしとおが、積み上げてきたものなんだろうなぁと思います。
ロケットの出てくる話は、他の話よりも、斜に構えるところが抜けて、正直なところがでてる気がします。
たしか、ホリエモンとかとロケットを作っているんでしたっけ。
こういうマンガが、きっと後に続く人を育てていくのだと思います。