シャーマンキングFLOWERS2
花は、荒んでいていいですねぇ(笑)
多分、まん太に出会う前の葉のキャラクターのイメージも、こんな感じだったのだと思います。
でも、前作では、いきなりヒーローが荒んでいたらこまるので、ちょっと押さえられている感じになっているんでしょうね。
そういう意味では、いろんなところを全開で表現できる続編というのは、悪くないかも。
そして、竜次の路菓の見立ての正確さに笑いました。愛だねぇ(笑)
花は、荒んでいていいですねぇ(笑)
多分、まん太に出会う前の葉のキャラクターのイメージも、こんな感じだったのだと思います。
でも、前作では、いきなりヒーローが荒んでいたらこまるので、ちょっと押さえられている感じになっているんでしょうね。
そういう意味では、いろんなところを全開で表現できる続編というのは、悪くないかも。
そして、竜次の路菓の見立ての正確さに笑いました。愛だねぇ(笑)
この世界も、CLAYMOREの世界みたいに、何かの実験場なんでしょうか?
だとすると、どこまでが仕組まれていることで、どこからが自分の意志なんだろう?
先が読めちゃう話であるのですが、なかなか気持ちいい話でもあります。
多分、ナルニアって、それぞれの話に元になる聖書のエピソードがあるのだと思うのですが、これの元ネタは、今のところわからないです。
ヨブ記?ちょっと違う気がします。
どっちかというと、新約聖書の何かかな?
ほんのちょっとだけ、子どもにはわからないことを混ぜておくこの人の書き方は、けっこう好きかも。
えーと、今まで読んだ古川 日出男作品のなかでは、1番地味です。ふんわりとした感じ。
そして、これもやっぱり「偽史」です。でもこれは、ものすごく狭い感じの人たちに向けて書かれている感じがする。
「僕」が語る物語で、「僕」も物語の当事者であるはずだけれども、「僕」って誰という感じでわざと希薄にしてあります。 そこを希薄にすることで、誰でも「僕」に入り込める仕組みになっている。
にもかかわらず、なぜかこれって、個人(小さなグループ)に向けてなお話に感じられるんですよねぇ。
物語を書く動機が、ものすごく個人的なもののような気が。わからないけど。
今までの青木 朋の中国ものって、裏に大きな歴史の動きがあるもののストーリーには、ほとんど関係がない感じのものが多かったように感じていました。
でもこれは、「三国志」っていう大きな物語がちゃんと流れていくところが、いい感じです。
しかし、孔明のあの船にのった後の趙雲の感想が、「一代の鬼才」っていうだけというのが……。
どこまで大物なんだこの趙雲は!
と思います。