ふでかげ2 修羅の門異伝
なかなかのスローペースです。
これ、このまま、まじめにかいていったら、海皇紀なみの長丁場になるのでは?
サッカーという題材が、わたしにとっては微妙です1が、まあ、面白いです。
- 「キャプテン翼」以外、まともに読んだ記憶がないです。 [↩]
題名から、アメコミの現在や、アメコミを通してみる現在のアメリカみたいな内容を期待していました。
……そういう話ではなかったです……。
まぁでも面白くて、この後、この人の本を何冊か購入しました。
これは、でかくて無茶で、不思議なアメリカそのものについてのお話。
アメリカ、半端ない国です。スゴい。
マトリックスの監督の話とかは、衝撃的でした。あと、日本でも翻訳されている虐待体験の自伝の真相とか。
小さなエピソードの積み重ねなので、もっと掘り下げた話が聞きたいと思うところもあったけど、これは、この雑多な見通しの良さが魅力なのでしかたないか。
見も蓋もない、救いもあんまりない話も多いですが、作者の、何というかモラル(?ちょっと言葉が違うような気もする)が、読んだ後の感じを悪いものではなくしています。
この巻も、なんかワン・アイデアで、話を作っている感じです。
そして、典型的な、貴種流離譚。
ちょっとは、今までよりは、派手にはなっているのかな。
世代交代が、微妙にできていない感じが……。
ゲド戦記は、もしかするとこれから後の作品の方が、ル・グウィンの考え方も変わってきて面白いのかも。
団体戦終了。
そして、多分、個人戦は、またまた来年に持ち越しかな?
詩暢ちゃんへの顔見せもおわったことですし。
来年にのばしてもいいだけの伏線も、しっかり張られた気がします。