大聖堂 果てしなき世界 中
ものすごく面白いのですが、ネタバレ全開の背表紙のあらすじには、少しがっかりさせられます。
これなければ、さらに面白いのに。
これでもか~これでもか~と、トラブルが押し寄せてきます。ままならないことばかりです。
昔だったら、ここまでしなくてもいいのに感じていたかも。
でも、これがあるからこそ、突き抜けたときの気持ちよさも大きいです。
ものすごく面白いのですが、ネタバレ全開の背表紙のあらすじには、少しがっかりさせられます。
これなければ、さらに面白いのに。
これでもか~これでもか~と、トラブルが押し寄せてきます。ままならないことばかりです。
昔だったら、ここまでしなくてもいいのに感じていたかも。
でも、これがあるからこそ、突き抜けたときの気持ちよさも大きいです。
西原 理恵子とカモちゃんこと鴨志田 穣のドキュメンタリー。カモちゃんが亡くなった後にNHKで作られた番組のようです。それの書籍版。
まあ、NHKの感動ドキュメンタリーのフォーマットというのはあるんだけど(そして、割とすぐにそれにひっかかるの自分がいるのですが)、今はあんまり、それは言うまい。
でも、渦の中にいる本人では、やっぱり書けないところもあるので、三人称のこういうお話は、聞いてみたかったのです。
ただ、作り方としては、やっぱり、先にシナリオありきなのかな~と思ってしまいますね。
ひどいことを言えば、やっぱり、治らない病気ナンじゃないかと思ったりもします。小康状態の時があったというだけで。でも、それは、本当のところはわからないし、何を信じるかは、それぞれです。
自分の中で、1番いい物語を選択して、笑って生きていくことが大切です。
女神様、こんなにかわいかったのか(笑)馬子にも衣装とは、よく言ったものです。
そして、性格までかわいくなっているという…。
男神が出てきて、トラブル拡大とか思ったら、そっちに話はいかずに、女の子の動物たちも順調に増えてるようです。このとぼけかたというか、すかしかたはすごいです。
多分、山田 ミネコが、この話をかきたかった最大の理由は、かわいい獣耳のキャラクターを思いっきりかきたかっただけ何じゃないかと。ホント、実はそれだけでしょう?
でも、わたしたちも読めて嬉しいから、これでいいのです。
今回も、ちょっと長い目のお話が2編です。
前巻ぐらいから、物語の密度がギュッと詰まってきたような気がします。何というか、涙腺がゆるゆるになっているのは、年のせいだけではないと思います。
見えぬけれどもあるんだよ…。
そう歌った詩人が、決して幸せな一生を送ったわけではないことは知っているけど、願わずにはいられません。
幸せにと。
わたしが生まれる前の作品です。
これ、すごいいいです。
子ども時代にこのマンガしってたら、てぶくろをするだけで、いくらでも空想の世界で遊べたような気がします。
そして、多分、今の子も、そう感じると思います。
大人の目で見ると、てぶくろの由来とか、いったいどういう仕組みだとか、シュールで、子どもだましに思えるかもしれないですが、子どもって、こういう世界に生きてるよな~と思います。
理屈はいらないのです。でも、スタイルは必要で、それが、現実から空想にジャンプする手助けになる。
やっぱり、藤子・F・不二雄は、天才です。