子どもの日の妄想

コーンウォールの聖杯

「闇の戦い」の前日譚だそうです。
「闇の戦い」は、まだ、読んでいないけれど。というか、読む順番としては、これでいいのかな?

えーと、「ゲド戦記」の「影との戦い」を読んだときも思ったのですが、書かれた時代のせいか、地味です。
これは、ゲドみたいに架空の世界を舞台にしているのではなくて、現実世界が舞台なのですが、ものすごく地味です。

子どもが、アーサー王伝説に出てくる「聖杯」に模してつくられたカップを宝探しするというお話です。で、悪い大人が、それを邪魔する。

でも、これって全部、子どもの妄想なんではないかと、物語が終わるまで、ずっと疑い続けていました。
きっと、わたしも、悪い大人の仲間だな……これは。

うーん、子ども心には、ワクワク、ドキドキするのかなぁ。大人たちを出し抜いての大冒険。
しかし、これは、なんていうか、子どもが危険なことをするきっかけになりそうな小説である気がします。

実際、子どもたちがやっていることって、自分の子どもがやっていたら、はり倒しているぐらい危険なことです。

それが、子どもにとって魅力的なのも、確かなんですが。

そして、なんか、太古から続く戦いに、ものすごい力を発揮するはずの聖杯に似せたカップですが、結局、どんな力があって、なんだったのか、さっぱりわかりません。

これを書いた時点で、もう、続編の構想があったということかな?

スーザン・クーパー,Susan Cooper,
武内 孝夫
学習研究社
発売日:2002-05