デッドマン・ワンダーランド7
前巻のガンタのセリフは、配慮もあったのか?それは、ちょっと気づかなかったです。
ラストは、とってもマンガ的なのですが、決まっていて好きです。
宇宙ものや、四畳半ものは、ものすごく好きなのですが、昆虫ものは、イマイチと思っていたのですが、けっこう、楽しく読めました。
というか、この人のなかでは、宇宙も、四畳半も、昆虫世界も、全部つながっているんだなぁ。
あさり よしとうの本格SF。
「まんがサイエンス」という名作もあって、あれのちょっと長いストーリー版という感じです。
ギャグマンガではないです。
ギャグでは、けっこうキャラクターにたよっていた感じがあるのですが、この物語は、1話ごとに主人公が変わっていくので、強烈なキャラクターというのは、今のところいない感じです。
良質な、宇宙生活入門だと思います。
「ロボットだって人間だ!」
というのは、やっぱり、日本に手塚 治虫がいたから、ごく普通に感じるのだと思います。
初期のアイザック・アシモフにもあったけれど、アレは、思考実験的なところが強い気がします。後期のアシモフは、手塚 治虫と同じ境地に達していましたが。
セイラさんのアメちムチは、本編でも本人もちょっとは自覚してやっている気がしたりする。
しかし、このマンガを書くために、ものすごくくわしく初代の機動戦士ガンダムを見直している感じがする。こういうマメなことをするマニアは、ちょっと、尊敬する。