戦後ギャグマンガ史
最近、藤子・F・不二雄とかを読んでいて、また、松本 零士とかを読んでいて、疑問に思っていたことが、
「赤塚 不二雄とか、江口 寿史とか、ギャグマンガ家たちは、なんでつぶれていったのか?」
ということだったのです。
藤子・F・不二雄や、松本 零士は、永遠に同じことを繰り返していられるのに、どうして、赤塚 不二雄や、江口 寿史は、続けられなかったのか。
その疑問というか、前者と後者の間にある溝がなんなのかが、この本を読むことで、ちょっとだけ、わかった気がしました。
ものすごくとんがったところを目指すと、どんどんとんがり続けてしまうというおそろしい罠があるようです。
でも、笑いって難しいですね。
最後の笑いの考察も、今まで自分が考えたこともなかったようなことでした。
そうして、笑いについて考えているものの顔は、笑っていないという……。