井上雄彦,読書カメレオン,カメレオンジェイル,井上 雄彦,渡辺 和彦,JUMP SUPER ACE,SLAM DUNK

カメレオンジェイル

多分、「SLAM DUNK」以前の井上 雄彦。
絵も、ストーリーも、イマイチです。

ストーリーは、もしかすると、もう1人名前がかいてあるので、原作つきなのかな。

そりゃあ、宇宙人ものもあったけど、井上 雄彦は、ここまで怪力乱神を語る人ではない。
顔が変わるまではいいとして1、髪とか、服とかは、どうした……。演技力だけで、そう見えてしまうのか?

バスケットものにでてくる人たちの名前が、「SLAM DUNK」を読んだぼくたちには笑える。

  1. いいのか? []

江川達也,読書江川 達也,講談社,講談社漫画文庫,BE FREE!

BE FREE!1

若く、天才だったときの江川 達也。

なにかを意識してかきだしたときから、限界が見えてしまうという感じもします。

このハチャメチャさが、好きでした。

夢枕獏,読書夢枕 獏,富野 由悠季,文春文庫,文藝春秋,陰陽師

陰陽師 瀧夜叉姫(下)

今回は、めずらしく(?)博雅が活躍しなかった感じ。そうでもないか?重要な一言は、この人からでていたかな。

しかし、登場人物が、けっこう無駄に多いです。そして、キャラクターのパターンがけっこう少ないので、役柄的に被っている人が、けっこう多いです。
でも、この無駄が、また、魅力的なところでもあります。

富野 由悠季の作品と同じで、その被っているキャラクターの微妙な差違が、自分のお気に入りのキャラクターとか、共感しやすいキャラクターをつくっている気がします。

そうすると、それはもう、無駄ではないのかも。

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戦後民主主義と少女漫画

まるで大塚 英志の様な題名ではないですか。
でも、あんまり政治よりの話ではなかったです。というか、あんまり一貫した語りじゃない印象です。

大島 弓子論からはじまるのですが、論旨的には、

「昔の大島 弓子は良かったが、『綿の国星』以降の大島 弓子は、イマイチだ」

みたいな感じなのですが、それは、ただ単に、自分がそういう物語に感応できない年齢になっただけにしか見えないんですよ。

わたしは、今、大島 弓子がかいているマンガも、ものすごく深いと思います。
日常の風景の中から、彼女が、なにを切り取ってきているを考えると、

「少女漫画的な空間の緊張感を保ちきれない」

とは、とても書けないと思います。

オメエが、ゆるみきってるんだ!

まあでも、岡崎 京子が、大島 弓子の後継者だというのは、言われてみればたしかにそうです。今までは、そういう目で見たことはなかったから、ちょっと感動しました。

でも、「かわいい」がファシスト的であぶないとかきながら、自分は「純粋少女」のピュアなところをもっていると宣言する男は、やっぱり、ちょっと信用できないと思った1冊でした。

飯沢 耕太郎
PHP研究所
発売日:2009-05-16
 

 

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陰陽師 瀧夜叉姫(上)

今回のお話は、平 将門ということで、なかなか魅力的です。
伝奇小説が、メチャクチャおもしろいと思って本格的に読み始めたのは、荒俣 宏の「帝都物語」からなので、平 将門は、大好きです。

まあでも、将門と晴明が、同じ時代の人とはしらなんだです。

マンガ岡野版「陰陽師」では、ただのセクハラおやじ(?)だった、賀茂 保憲が、小説版では、けっこうかっこいいです。
沙門の元飼い主??