童話迷宮 下
えーと、とりあえず、小川 未明からは、離れている気がします。
絵とかもしだす雰囲気は、けっこう悪くないと思いますが。
えーと、とりあえず、小川 未明からは、離れている気がします。
絵とかもしだす雰囲気は、けっこう悪くないと思いますが。
この人の学園ものって、1って、けっこうぶっとんだお話が多いと思うのですが、好きかも。
権力の闘争があったり、大人社会のひな形でありながら、どことなくアジール的なところもあります。
ということで、2巻目からは、高校篇。東京の泉水子です。そして、敵の陰陽師と戦います。どんな学園やねん!もう、ライトノベルとの差ってなんなんだろうと思いますよね。2
そして、「はじめてのお化粧」。
はじめはというか、ずっと、メガネを取ったことだけを「お化粧」といいはるつもりかと、少し、心配してしまいました(笑)
えーと、ちゃんと、クライマックスでお化粧します。
そして、謎はさらに深まり、まだまだ続くのであったという…。
ところどころ、おぉ、
「その通り!!」
と、喝采をあげたくなるところもあるのですが。たとえば、物語読みな人と嘘の話を読みたくない人がいるという話とか。わたしは、完全に、物語読みな人ですねぇ。
あと、古い本は、読みにくいとか。
でも、全体を通して読むと、何が言いたいのかは、ぼやっとしている感じです。わたしの作った図書館の自慢話?そのわりには、ノウハウは、あんまりあきらかにしてくれていないんだよなぁ。
もちろん、そのノウハウこそが、売りモンなんだから、こんなところでは書けないのかもしれませんが。
まあ、同業者に対しては、
「本ぐらい読めよ」
と思うことは多々ありますが、子ども全部が本好きになることが本当に正しいかどうかはわからないなぁ。あと、子どもで満員の図書館が、いい図書室かどうかも。
子どもが満員御礼の図書室ができちゃうと、古い本と本の間とかにいるひっそりした子どもの居場所が、またなくなっちゃったりもするんです。
割と自分が、そういう子どもだったので。
そういう子たちのために、学校の図書室にも、書庫が欲しいよねぇ。
吸血鬼が出てきて、急展開の6巻目。
なにやら、妖怪の存在そのものの謎も、ちょっとずつ見えてきた感じです。