榎本ナリコ,読書センチメントの季節,ビッグ スピリッツ コミックス スペシャル,小学館,榎本 ナリコ

センチメントの季節2

うだうだと。
そんな気分の時もあったかなぁと……もしかして、今でも、そんな気分の時があるか?

でも、こんな青春はすごしてないからなぁとも思ったりする。

永井均,読書哲学,永井 均,翔太と猫のインサイトの夏休み

翔太と猫のインサイトの夏休み 哲学的諸問題へのいざない

真面目な本です。多分、子どもは、読めない……というか、読まないのでは。というか、わたしも、半分ぐらいとばし読みでした。

こうやって、読んでみてわかったことは、わたしは、哲学史は結構好きだけれど、自分で哲学するのには向いてないな。まあ、読んでみなくても、わかっていたことかも……。

ループに入っていく(入れ子になっているでもいいんですが)ことを、グルグル考えていくのには、向かない。そして、たいがいの問題は、ループになっているような気がしてきました。

そして、それを突き詰めて考えていくと……気が狂うのでは??ちょっと、この物語の翔太にも、そんな印象を受けたりもしたので、作者も、もしかしたら、若干、そう思っているのかも。
そして、それを知りながら、この迷宮に誘っているとしたら、永井 均は、メフィストなのかもしれない。

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マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集1

ちょっと前から気になっていた広瀬 正の小説全集が文庫化ということで、読んでみました。

時間SFです。
時間SFは、実は、頭があんまり良くないので、何回か読まないと理解できないという……。あっちにも、こっちにも自分がいたり、完全に閉じた系を時間のなかに作ったりというのは、けっこうおもしろかったですけども……。それが、知的ななにかの発見に繋がっているかというと、あんまり繋がっていない。
どっちかというと、まあ、ある人の不思議な人生という感じです。

けっこう、飛躍したことをかいているのですが、表現とか描写は、ものすごく地に足が付いています。よくいうと、リアル。感じた印象をそのまま言葉にすると、「地味」でした。

多分、過去の描写とかは、ものすごくその時代の人には、感じるところがあるんだろうなぁと思います。でも、わたしは、あんまりノスタルジィってわからないのです。

地味で、真面目で、あっけらかん。
おもしろくないことはないけれど。

そんな感じの1冊でした。

紫堂恭子,読書ソノラマコミックス,朝日新聞社,王子の優雅な生活(仮),眠れぬ夜の奇妙な話コミックス,紫堂 恭子

王子の優雅な生活(仮)2

森の王子は、仲間を増やす。そりゃもう、すごい勢いで(笑)

でも、友だちにはしたくないと思う、わたしであった。

北条司,読書エンジェル・ハート,バンチ・コミックス,北条 司,新潮社

エンジェル・ハート17

まあ、運命が変わらないのなら、未来を見る意味もあんまりないんですけどね。

「明日、不幸なことがおこります…」

「やっぱり、おこった」

では、占いの意味がない。だから、あたらない占いが、いい占いなのかも。