聖凡人伝3
早名さんも、とうとう……。というエピソードは、さすがに、ショックでした。
まあ、誤解で良かった。
しかし、松本 零士のすごいところは、自分のやっているくりかえしに飽きないところだと思います。
同じパターンでも、おもしろいと信じて繰り返し繰り返しやっていると、本当におもしろくなってくるみたいな。
物語の区切りに、ナレーションが入るの構成なんて、この人のほとんどの作品で共通しています。でも、それが、様式美みたいになっていると思います。
「世も末だという言葉はあるが
世の末が来たためしはまだないのだ」
とか、最後のナレーション、ものすごい名言があります。