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あれで、終わったらイカンだろうということで、「年末雑記 その3」です。
やっぱり、終わらなくなってしまった……。

ドミニオン

さて、前回は、「ドミニオン」にはまった話を書きました。
今回は、今さらという感じもありますが1、この「ドミニオン」というゲームが、どんなゲームなのか紹介します。

ドミニオンは、でっかい箱2に入っていますが、カードゲームです。
約500枚のカードが箱の中に入っています。そのうち、250枚ぐらいは、特殊能力がついた特殊カード(王国カード)です。

「すげ、カードばっかりや。これ、無理かも……」

けっこう、言語依存が強いゲームは、遊ぶまでに時間がかかるわたしたちでした。

でも、いろいろルールを読んでいると500枚のカードすべて使うわけではなさそうです。

カードは、大きく分けてゲームに直接関係あるものが、3種類。

  1. これを集めたら勝ちの「勝利点カード」。これは、自分の領土が広くなっていくイメージなんでしょうか?「屋敷」、「大公領」、「属州」のカードがあります。それぞれ、「1点」と「3点」と「6点」です。
  2. これがなければ始まらない「お金は大事だよ~」の「お金カード」。「銅貨」「銀貨」「金貨」があります。それぞれ1円、2円、3円とうちでは呼んでいます(笑)
  3. そして、このゲームのエッセンス「王国カード」です。ほとんどが特殊を持つアクションカードです。

あと、特殊な「呪いカード」というのがあって、これは、「-1点」の勝利点カードです。これは、自分で購入することも出来るみたいですが3、「王国カード」の「魔女」というカードを使ったときに相手におしつけるカードで、基本的に「魔女」のカードを使わないときは入れなくていいカードみたいです。
これはだから、「魔女」のカードに付属しているカードみたいな感じだと思います。4

あと残りは、「ゴミ箱カード」と「置き場カード」。
1枚だけ入っている「ゴミ箱カード」は、ゲーム中に処分されたカードの捨て場で。
「置き場カード」は、このゲームで使う、得点カート、お金カード、王国カードが、1種類1枚ずつあります。これは、それぞれのカードの下に裏向けに置いて、ゲーム中そのカードがなくなった(買うことができない)ことを示すためのものです。

王国カードは、25種類あるのですが、1回のゲームでは、そのうち10種類しか使いません。
そして、カードの説明は、この王国カードにしかついていませんので、その10種類さえわかればいいわです。

10種類の王国カードは、どう組み合わせてもいいのですが、ルールブックに、おすすめする5種類の組み合わせが書いてあります。
さらに、そのなかでも、「最初のゲーム」というのが、名前からして、最初におすすめです。そして、ルールにも、ちゃんと「最初にプレイする場合のおすすめ」と書いてあります。

わたしは、「すごろくや」から、メビウス訳のゲームを購入しました。
メビウス訳のゲームは、王国カード24種類のうち、主要な訳の必要なものについて、1種類について1枚ずつ訳がついてあります。
これは、「王国カード」そのものに貼るものではなくて、「置き場カード」に貼って利用することになっています。

これだけだとわかりにくいということで、わんこさんの「ボードゲームランド」においてある「全カードリスト」と「シーン別カードリスト」(これは、「海長とオビ湾のカジノロワイヤル」の方が作られたもののようです)をダウンロードさせてもらって、プリンターで印刷して使わせていただきました。
特に、最初に遊ぶときは、この「シーン別カードリスト」は、メチャクチャ使いやすいです。

はじめてねぇさんと2人で「最初のゲーム」を遊びました。
このときは、ルールを確認したり、カードとリファレンスを交互に見たりしながらだったので、1時間ぐらいから1時間半ぐらいかかりました。
でも、慣れてくると、今は2人で遊んでいて30分ぐらいで勝負がつきます。
このサックリと簡単に勝負がつく癖に、「ものすごく考えて遊んだ」という感じがたまらないのです。
自分の作戦がばっちりはまったときも楽しいですし、うまくいかなかったときも、次はどう修正していこうかというのが、楽しいのです。

ゲームは、けっこう簡単で、1回やったら、やることは理解できます。
自分の番にすることは、3つしかないです。

  1. 5枚の手札の中から、アクションードを出して、1アクションをする。
  2. お金カードを出して、カードのストックからカードを1枚購入。購入したカードは、自分の捨て札の山に。
  3. 使ったアクションカード、お金カード、残った手札を全部捨てて、自分の山札の上から5枚カードをとって、をまた手札にする。
    このときに、自分の山札がなくなったら、捨て札をシャッフルして山札にする。

基本は、これだけです。
手札5枚。完全使い切り。使わなかった分は、捨て札になります。

最初、自分は1円のお金カード7枚と1点の勝利点カード3枚の合計10枚のカードをもっています。
これをシャッフルして、5枚ドローする。
最初の5枚の手札には、お金カードと勝利点カードしかないので、アクションはなんにもできません。

で、アクションカードを買って出来るアクションを増やしたり、2円や3円を買って手札に高価なお金を増やしていったり、勝利点カードを買って勝利を目指したりします。

買ったカードは、自分の捨て札に入ります。だから、自分の山札がなくなって、シャッフルするときと、自分の山札のなかに入ってきます。

こうして、未来のためにカードを購入して、カードを循環させて遊んでいきます。どんどん、自分のカードデッキが強くなっていきます……というか、いくはずです。予定では(笑)

ゲームは、6点の勝利点カードがすべて売り切れるか、3種類のカードが売り切れれば終了になります。

これだけのゲームなのですが、何がおもしろいって、自分のカードの山が、どんどん自分の作戦通りに育っていくのがおもしろいのです。

アクションカードは、1回の手番に基本1枚しか出せません。でも、それぞれに特殊能力がついていて、さらにアクションカードを出せるようになるカードや、基本5枚の手札にさらに山から3枚く能力があるカードなどもあります。
さらには、相手の邪魔をするカード、それを防ぐカードなどいろいろです。
はじめは、これをいろいろためしてみるのが、おもしろかったです。

最初のゲームで大人気だったのは、「村」というカードです。1枚山からカードをひいて、さらに2枚までのアクションカードを出すことが出来ます。

「1カルテ2アクション51カルテ2アクション、1カルテ2アクション、1カルテ、2アクション、3カルテン6、まだ、アクョションが残ってるけど、これぐらいでゆるしといたろう!!」

というのが、楽しかったです。
えーと、基本、1手番に1アクションしかできないのですが、アクションを増やすカート続けば、いくらでもアクションの付け足しができるんです。

「村」のカードは、+2アクションかつに+1カードもついてますので、たくさんあると、こういう連鎖がしやすいわけです。

ただし、これが良いということで、アクションカードばっかり買っていたのでは、このゲームには勝てません。このゲームにの勝利条件は、あくまで、勝利点カードの得点をたくさん集めることなのです。

でも、ここもよくできていて、勝利点カードは最後に得点になるだけで、一切ゲーム中には役に立ちません。というか、むしろ、手札が5枚しかないので、このカードが手札に入ってきたら、すごく邪魔です。
だから、ある程度、自分のカードデッキが充実してくるまで、欲しくないわけです。7
このルールも良くできているなぁと思います。基本的に勝利点カードは枚数も少なくて早い者勝ちなのですが、あんまりにも早くに勝利点カードを大量に買い込むと、カードデッキの中身が勝利点カードばかりになって、どうしようもならなくなってきます。

1回目遊んだときは、「村」と「3点」と「1点」のカードが売り切れて終了しました。
2人とも、「6点」のカードには、ほとんど手が出ず。6点のカードは、8円もするんです。けっこう、8円払うのは、難しかったりしました。

やり方、わかったから、もう1回。
同じ「最初のゲーム」で遊びます。

それから、おすすめの組み合わせの「大量の金」、「相互作用」を、その日のうちに2回ずつ、計6回遊びました。
遊ぶたびに、いろいろな発見があります。

「1カルテ2アクション」の連続は派手に見えるけど、もしかして、別のアクションカードと絡んだ方が強くないか?

とか、

勝利点カードは邪魔なんだから出来るだけ小さな点数は取らないで、6点だけ取っていった方が良いんじゃないか?

とか、

3円とか、けっこう大事とちゃうん!

とか、

1円とか1点とか、いらんのちゃうん!

とか

うわ、アクションカードいっぱいあるのに、「+1アクション」するカードがない、じり貧や~!

とか、

「玉座の間」の上に「玉座の間」を重ねておくそこにさらに、アクションカードを……うわ、ない!

とかとか。

これがでも、本当に有効か、本当にダメダメかどうかは、実際に自分でやって、痛い目にあったり(笑)、

「オレって、天才?」

と叫びながら、楽しんで見つけてください。

今のところ1番印象に残っているのは、「変遷」を遊んだときです。

わたしが、圧倒的に6点のカードを買い占めていました。しかも、最初のターンに5円がきて魔女を購入、その後も、もう1枚「魔女」を購入して、相手のデッキのなかに-1点の「呪い」を送りまくり。
ねぇさんは、デッキもボロボロになって、4円ぐらいしか手札にこなくなっていました。

で、ねぇさん、ひたすら4円で買える「庭園」のカードを購入。さらに、買う枚数が複数のアクションカードが出たときは、必ず0円で買える1円を購入。

1円なんて買えば買うだけ、自分の首を絞めるようなものと、冷ややかな目で見て勝利を確信、6点のカードを買い占めてゲームを終了しました。

で、点数計算。

わたしは、6点を買い占めて、6点×8枚=48点に、最初から持っている3点を足して51点。

ねぇさんは、「庭園」を買い占めていました。このカード、自分のデッキのカード枚数10枚につき1点。魔女の呪いを受け続け1円を買い続けたねぇさんのデッキの枚数は……80枚!!
えっ!8点×8枚=64点!!!
その他にも、6点以外の3点、1点は何枚か取っていて、12枚ぐらい送り込んでいた8、呪い分を引いても……。

がーん、負けました。
4円の「庭園」カードが、1枚8点のカードになるとは!!

その後、4人で遊んでみましたが、2人のときとそれほど印象がかわらず、2人から4人まで、しっかりと楽しめます。

たくさんの人が指摘しているように、ソロプレイ的という欠点は、確かにあります。
もし、攻撃系のカードがにかったならば、10種類の王国カードが置かれた時点で、どのカードの組み合わせが最速で6点のカードを集められる組み合わせかというのは、確率的に計算できてしまうのかもしれません。
(↑ あくまで確率の話で、カードのひきという運の要素があるので、一概にはいえないのですが)
でも、それは、そう簡単に計算できるものでもないと思いますし、お互いに作用していく攻撃カードが、とてもいいアクセントになっていると思います。

トレーディング・カード・ゲームには、手を出さなかった9りんですが、かつてテレビゲームをしていたころは、カルドセプトとか、そういうトレンディング・カード・ゲーム系のテレビゲームを遊んでいました(そして、今もDS版を遊んでいますが)。

トレーディング・カード・ゲームは、デッキを構築していく楽しみと、実際にそのデッキを使ってゲームをしていく楽しみがあります。このデッキを構築していく楽しみというのは、割と孤独な楽しみでした。
でも、このゲームは、そこも一緒に遊ぶ楽しみにしていると思います。

それに、カードは、みんなの前に平等にあります。若干、先手番の人が有利な面がありますが、経済力とか、そういうゲーム以外の部分で、ゲームがながれていかない理不尽なところがない。

そして、自分のデッキがどんどん強くなっていく楽しさ。さらには、勝利点カードが入ってきて、自分のデッキがまわらなくなっていくさまは、領土が広がって、やがて、腐敗が始まるようではないですか!!

「うわ、デッキが腐ってきた……」

1回のゲームで、本当にいろいろな楽しさを味わわせてくれるゲームです。

おすすめのゲームを一通りすれば、王国カードはすべて使用したことになります。そうすると、だいたいの一通りの効果が理解できるようになります。

その後は、ランダムで10種類の王国カードを選んで遊んでいます。

1階で、年末のそうじをがんばっていたねぇさんが、

「1回、ドミる?」

と呼んでいます。(手伝わずに、「あ・そ・ぼ」の更新してて、ごめんなさい)

多分、今年最後のゲームは、「ドミニオン」です。
そして、来年、最初のゲームも。

あ、そうそう。
慣れてきたとろこで、また、おすすめゲームに戻ると、また、新しい発見があったりします。
何回でも、楽しめる~。

ということで、久方ぶりの長文でした。長々と、失礼いたしました。

  1. ネットでも、いろいろなところで取り上げられています。 []
  2. でも、この箱、次に遊ぶときに遊びやすい賢い収納になっています。 []
  3. する人がいるのかどうかは不明。 []
  4. でも、ルール訳には「呪いカードは、すべてのゲームで使います。」って書いてあるので、ちょっと混乱します。 []
  5. ドイツ語で「+1カード」には「+1karte」と書いてあって、「+1アクションは」には「+1Aktion」と書いてあるので、訳がなくても割とわかります。あと、「+1Kauf」というのがあって1枚たくさんカードか買えるのもあります。これはもちろん、1カウ(笑)と言っています。 []
  6. どうやら、カルテの複数形らしい。 []
  7. てなことがわかったのは、1回目のゲームが終わってからですが。 []
  8. ルールを間違っていて、2人なのに呪いのカードを10枚に減らしていなかった []
  9. さすがに、あれは経済的にやばいというのが見ていてわかったので []

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KUROZUKA9

とうとう、次の巻あたりで出会うようです。そして、完結。

よく考えると、出会うまでだけの話で、ここまで引っ張ったんですねぇ。こういうところは、夢枕 獏らしいと思います。

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続・今年1番遊んだゲーム

ということで、無事に「年末雑記 その2」です。

2008年(の12月だけ)を振り返る

さて、12月なかばに現れて、2008年の記憶をほとんどかっさらっていったそのゲームとは!!

「ドミニオン!!」

です。

今、話題のゲームです。「メビウス」のメビウスママさんも、「すごろくや」のmellowmymindさんも、ものすごい勢いで売れているとブログに書かれている、あのゲームです。
コレって、もしかするとご多分に漏れずという感じかもしれませんが……。

わたしが、流行に乗っているということは滅多にないのですが、これは、すごいです。

「おもしろいゲームがあるらしいよ~。」

ということは、Webの情報で得ていたわけですが、実際にプレイしてみて、これは、いいです。

12月13日にゲームが届いてから、14日に6回遊んだのを皮切りにして、この2週間ほどで、すでに20回以上遊んでいます。
この2週間だけで、この1年間で1番遊んだゲームにランクインしました。

というか多分、本年中に、2006年から2008年までの3年間の間で、1番遊んだゲームになると思います。たった2週間と少しだけで。

このゲームの中毒性は、どうよ!!

という感じです。

もちろん、うちは、ゲーム好きが2人いるという恵まれた(?)環境にありますので、いつてもゲームはできるわけですが、そんなにいつでもゲームができるわけではありません(意味不明)。
2人で遊んでおもしろいもので、2人の好みのあうものでなくてはなりません。1
だいたいにして、2人とも働いています。平日、家で2人そろうは、9時、10時なんてこともあります。次の日に疲れが残っても困ります。
よっぽどのことがなければ、平日にゲームなんて、難しいのです。特に仕事のウェイトが重くなっている今日この頃は。

でも、会社から9時過ぎて疲れて帰ってきて、夕食を食べて、風呂に入って、11時半ぐらいからおもむろに、

「今日も、1ドミニオン?」

みたいな感じで遊んでいます。このゲーム。
しかも、負けたら、

「もう1回!!」

みたいな。

恐るべきゲームです。

でも、ゲーム会に行くと、

「ずっと、同じ人が『ドミニオン』ばっかり遊んでいて、全然、他の人が遊べなかった…」

とか、

5回以上遊んだ人はダメ」(by「おてばん」)

というローカルルールを決めて、初心者(未経験者)優先ルールを作っておられるところがあったりということで、まあ、かなりたくさんの人がはまっているみたいです。
うちも、ご多分に漏れずということですね。

しかし、「カタン」、「プエルトリコ」、「操り人形」に乗り遅れ2、「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」、「パンデミック」には乗り切れなかったわたしが……。

遠い目。

  1. 「ギプフ・シリーズ」なんかは、遊んでもらえません。「カフナ」は、わたしが絶対に勝てないし…。 []
  2. 遊びはじめたのが遅かったもので…。ねぇさんは、「プエルトリコ」をしたくてゲーム会に初参加したそうです。でも、その頃には、「プエルトリコ」を遊んでいるゲーム会は、あんまりなかったという…。 []

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タイガーランド The best 2 stories by Osamu Tezuka

島に動物たちのユートピアを作るお話です。
なんか、スケールの小さな「ジャングル大帝」みたいな話だと思いました。

2つ中・短編が入っていますが、両方とも、自然破壊がテーマです。

でも、開発された場所などを楽しんでいる今のわたしたちにとっては、メッセージがストレートすぎて、微妙な感じです。

弓月光,読書ふたりエッチ,ジャンプ・コミックス,マンガ,ヤングジャンプ・コミックス,ヤングジャンプ・コミックス・BJ,弓月 光,甘い生活,集英社

甘い生活21

「ふたりエッチ」が、今出ているところまで全部読めたので、今度は、コッチ。
妹から、

「『甘い生活』の続きは、買ってないの~」

というリクエストもありましたし。買っていました。読んでなかっただけです(爆)

これも、懐かしいな(笑)今も、連載は続いているみたいです。

しかも、これも、引っ越しのドサクサで、どこまで読んだのかわからないという……。

まあ、ずーーっと、同じパターンで続いている話なので、このあたりからでいいかということで、21巻から読み直しです。

しかし、この人は、切れ目なく話を続けていくところがすごいと思います。