魍魎の匣2
原作版の方を読み終えてしまったので、あれ以上のマンガは、無理だろうなぁと思いつつ続きを読んでいます。まあ、このマンガがなければ、京極 夏彦に手を出していなかったはずだし……。
でも、志水 アキ、けっこううまい。
榎さんの顔は、ぶっ飛んでいて、ビックリしました。
あぁ、でも、見た目はいいと書いてあったので、そうなのか……。
原作版の方を読み終えてしまったので、あれ以上のマンガは、無理だろうなぁと思いつつ続きを読んでいます。まあ、このマンガがなければ、京極 夏彦に手を出していなかったはずだし……。
でも、志水 アキ、けっこううまい。
榎さんの顔は、ぶっ飛んでいて、ビックリしました。
あぁ、でも、見た目はいいと書いてあったので、そうなのか……。
えーと、受け師さんがまったくでてこない、男ばっかりの華のない1巻です(笑)
その分、受け師さんは、表紙にデカデカと。ああそうか、彼が帰ってくるのをマンションで待っているのか……。
でも、この主人公の意地の張り方は、好きです。おもしろい。
もうちょっと早く話が展開しないかなぁと思いますが、この濃さがよいので、それも難しいところです。
9月13日(土)には、おてばんに参加しました。
今回は、こてばんということで、半分は、全体ゲームでした。
わたしは、けん玉はよくさわっている人なのに、緊張しきってしまって全然できなかったのが悲しいです。涙ちょちょ切れます。
こてばん参加の景品として、ボードゲームをいただきました。
ありがとうございましました。
わりと名作……のリメイクです。
ということで、「ゲームリスト」を更新しました。
「百億の昼と千億の夜」のように、作品中で本当に、五十六億七千万年流れるわけではないのですが、スケールの大きさは、匹敵するのではないかと。
でもそのスケールの大きさを、宇宙ではなく、地球に足をおろしたまま表現したところに、この作品のすごさがあると思います。
物語的に必要な「問い」の「答え」は、実は最初からわかっているんですよねぇ。
でも、そこに至るまでの過程は、やっぱり、五十六億七千万年必要な気がします。
そして、それは刹那に同じ。
やっぱり、おもしろいです。
そして、分厚い……。10000ページ超えてますからねぇ。ほとんど、凶器になりそうな文庫本です。
京極 夏彦を読もうと思ったのは、この「魍魎の匣」の志水 アキのマンガ版を読んだからです。
アレはアレでおもしろかったのですが、多分、このおもしろさを超えるのは、難しいんじゃないかと思います。
これ以降、マンガ版を読んでいくかどうかは、けっこう微妙なものがあります。
800ページ目ぐらいから、名探偵(?)京極堂の推理が始まるわけです。
これぐらいまでは、まあ、普通のおもしろさというか、「姑獲鳥の夏」に比べると、インパクトの分だけ、こっちの方が負けているかなあという印象でした。
でも、最後の怒濤の展開に、ビックリ。
あぁ、なんとなく、京極堂の正体というか、過去みたいなものも、かいま見ることが出来ます。
「貴様はまだそうやって口の先で世の中を渡っているのか?」
は、けっこうウケました。
でも、京極堂のしゃべる、犯罪の動機探しの倫理については、まったくその通りで、でも、私たち自身としては、そう考えていかなければ納得したり、安心したり出来ないところで、なかなか難しいところだと思いました。
そして今回も、見事に騙されました。
ミステリーは、やっぱり、この「騙された」という思いが、快感につながります。
まさか実話だったとはということと、みんな、最後にあの人がもっていっちゃって、愛の逃避行を続けているところが、見事に騙された感じです。
私は、なんだか酷く--
最後に、なんとなく読者にも、そんな風に思わせる。
うまいわ。