HUNTER×HUNTER25
コミック25巻がでて、連載がまたまた再開。
多分、週刊でかいているのではなくて、大島 弓子のように1巻分をかきためてから、コミックを出してそのコミックの続きを連載という形にしているのだと思います。
そして、その方法は、正しいと。
そこまでして、続けていく価値のあるマンガだと思います。
面白い。
「シャーマンキング」は、ジャンプのマンガの最高峰だと思っています。
「DRAGON BALL」、「HUNTER×HUNTER」に匹敵する物語だと思います。
「DRAGON BALL」は、鳥山 明が連載を終わりたくても終わらせてもらえなかった(しかも、にもかかわらず爆裂に面白かった)作品。
「HUNTER×HUNTER」は、何年も休載が続きながら、未だに冨樫 義博がかけば連載を続けてもらえるという、ジャンプの中で考えられないぐらいに優遇されている作品です。それだけ、ファンも待っている名作。
でも、それに比べたら、武井 宏之の「シャーマンキング」は、連載打ち切りの未完の作品。
しかも、途中ぶつ切れです。
それでも、この作品は、バトルを繰り返すジャンプのマンガの中で、それを超えていくポテンシャルを持った作品だったと思うのです。
ということで、今回の完全版は、メチャクチャうれしい。
何よりも、あの「蜜柑」の先が読めることが。
今、こうやって、1巻を読んでみて思うのは、まん太も、竜之介も、道蓮も、初登場の時は、目がつり上がってピリピリしてるんだなぁということ。
でも、連載が進むと、穏やかな顔になっていきます。これが、このマンガのすごいとろだと思います。
あと、1話目の表紙を見て、かなり後の方まで設定はできていたこに気づいてビックリしました。
あぁ、これから毎月楽しみだ。
本編。
ちょっとだけ動いてきた感じですねぇ。
しかし、呉の中で内部闘争中。そしてなぜか、阿斗もいるという……。
劉備は、まだ出てきてないんだよねぇ。たまごさんの親?
下巻の途中で、ジャンプ版のデロリンマンが完結して、マガジン版のデロリンマンが始まります。
でもこれ、同じように見えて、別物だ。
ジャンプ版は、あくまで絶望のうちに終わります。
マガジン版は、はじめこそジャンプ版のリメイクなんですが、徐々にちょっと救いがある感じになっていきます。家族とも、それなりにうまくいく。
その分、デロリンマン自身のどうしようもなさが目立つ気がします。
たとえば、家族に迷惑をかけているのにもかかわらず、なんでご近所をウロウロしてるんだとか……。
そして、息子の四郎も、独裁者ノーリターンになるにいたって、世界自体が、崩壊していく感じです。
でも、わたし、このノーリターンの
「そゆこというところすぞ」
っいうセリフ、知っている気がする……。
ジョージ秋山
Amazonで詳細を見る
Booklogでレビューを見る by Booklog