妖精国の騎士14
ギルセルドの真実が語られます。
この章の中で、どうやら決着がつきそうな感じです。
3つぐらいの場所で、いつも、平行して物語が進んでいっています。そして、その物語が交差するとき、すごく盛り上がります。
このあたりの物語の構造も、しっかり計算しながら書かれているのだと思います。
ギルセルドの真実が語られます。
この章の中で、どうやら決着がつきそうな感じです。
3つぐらいの場所で、いつも、平行して物語が進んでいっています。そして、その物語が交差するとき、すごく盛り上がります。
このあたりの物語の構造も、しっかり計算しながら書かれているのだと思います。
この頃のジョージ秋山って、いったいどんな育ち方をしていたのだろうと思います。
「アシュラ」にしても、「銭ゲバ」にしても、そしてこの「デロリンマン」にしても。
ギャグマンガなんですが、多分、けっして笑っていないと思う。
というより、何もかもに対する怒りを感じる。
物語的に、その先の救いまで見ているように感じるのですが……怒りが強すぎて、そこまでたどり着けない。そんなもどかしさを感じます。
あぁ、でも、デロリンマンを見ていると、今も昔も、世知辛い世の中なのはあんまり変わってないのかも。
ジョージ秋山 / 徳間書店(1995/08)
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「ちびまる子ちゃん」って、もともと、小ネタが寄り集まってできたマンガだから、このスタイルはけっこうあっていると思います。
それに、新聞の4コマだと、登場人物をつかむまでがもどかしいですが、このマンガは、もうそういうお約束が成立した上になりたっているので、とっても、安定した感じです。
もう、昔みたいな大ヒットはしないと思うけど、それでも、同じ水準で、ずっと面白いですね。
現世の戦いと、魔界での戦いが、二重になって物語を包んでいます。
このあたりが、お話の世界を重厚にしているところでもあり、わかりにくいところでもあります。