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哲学的な何か、あと科学とか

大好きなWebサイト、「哲学的な何か、あと科学とか」が本になりました。
ということで、購入。読みました。

まあ、1回は、Webで読んでいるんですが、どうしても、パソコンで読んでいると流し読みになるんですね。本で読むと、理解も深まる気がします。気のせいかもしれませんが。

しかし、考えれば考えるほど、わからなくなっていく世の中。そして、だからこそおもしろい(笑)

最近のWebでは、人の顔の見える科学史とか、数学史とかが、紹介されていて、それもメチャクチャいいです。

昔は、科学とか、数学、音楽なんかで、歴史を教えることをバカにしてたんですよ実は。

誰が発見しようと、真実は1つ!

とか思って。

でも、その発見したこと、理解した真実は、実は、その人と離れがたくしっかりと結びついているなぁというのが、よくわかります。

実は、哲学入門である「ソフィーの世界」は、途中から、ストーリーがおもしろくなくなって(爆)、ダメだったんですよ。

哲学は、物語ではなくて、こういう書き方の方が、良く理解できるのかも。
割と物語至上主義なわたしとしては、そう思うのは、珍しいです。

これ、若い間に読んで欲しい本ですね。
そして、作者のように、人生を誤……(以下自主規制)。

あとがきは、Webには、ないからね。衝撃的だわ。

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トライアル・トラブル 新・ソード・ワールドRPGリプレイ集NEXT5

やっぱり、レベル5、6というのは、ソード・ワールドの1つの分岐点だなぁと思います。

能力値が低いと、レベルが上がっても死にやすいし。だんだん、この人たちも、バブリーな冒険者になってきた気がします。

しかし、背中の毛を抜くマッチョな人たちのイラストは……いらない。

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やられ女の言い分

うーん、この人、小説は悪くないと思うのだけれど、エッセイはゴミだな……。

多分、あわないのは、まったく違った価値観の中を生きているからだろうと思います。

だいたい、昔好きだった人の悪口を手のひら返して言えるところが、イヤな感じだ。今の相手だって、別れたら、文句言うところなんて、なんぼでも出てくるだろうと思ってしまいます。

子どものうちならともかく、大人ならやっぱり、自分の人生のかなりの部分は、自業自得だと思う。それは、自分もふくめて。
まわりにクズしかいない(いなかった)のだとしたら、それを含めて、自分の責任もあるだろうと。

それでも、傷ついても、向かっていく、恋愛していくパワーというのは、凄いと思う。

まあ、人の人生だ。この人は、この道を行く。それで、いいのかもしれない。

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西の善き魔女6 闇の左手

ついに、世界の秘密があきらかに。そして、バードとフィーリの役割も。

かなり急展開で、事態も深刻なこの巻ですが、わたし読みながら、ずっと笑いっぱなしでした。なんとまあ軽やかに、荻原 規子は物語を紡いでいくんでしょう。

まさか、女王試験の行方があんなふうになるなんて思ってもいませんでしたが 、これもとても正しい気がします。

レアンドラ、アデイル、フィリエル。ライバルすらも味方につけてというのは、とっても正しい「女王試験」物語だと思います。

いやあ、女王試金石を今までフィリエルしかもっていなかったというのは、衝撃的でした。わたしが、読み取れてなかっただけか?
女王候補はみんなもっているんだと思っていました。なんで、3つもあって、しかも、もう女王ににならないような、オーガスタ王女とか、エリディーンとかが持っていたんだろう。
というか、いつ、受け渡しをするもんなんだコレは?
ただ単に、血族のあかしを立てるためだけのものならば、女王のところに1つあればすむ気もするし……。

とか、

結局、ディー博士は、どうなったのよ。

とか、

まだまだ、疑問は残っているのですが、そして、「これから」のこととか。

でも、ひとまずは、とてもきれいに物語がとじたなという気がします。
では、外伝に。

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妖精国の騎士3

主人公が、ローゼリィという女の子であるということ(まあでも、そこらへんの女の子とはひと味違いますが)が、この物語を他のファンタジーから際だたせていると思います。

同じようにファンタジーとして完成された世界をもつ、トールキンの世界では、ロマンは、すごく遠景なのですが、この作品は、ファンタジーとして完成されながら、しっかりと少女マンガでもある。
その部分が、完結までずっとすすむことができた理由のような気がします。

運命に翻弄されるだけではなく、自分から立ち向かっていこうとする姫君。
そういうお話が、ちゃんとうけいれられているというのは、とても心強いことです。