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蜘蛛の紋様1 パーム30

パームは、わたしにとって他の物語とはちょっと違うところにある物語です。読めることにしあわせを感じられる物語って、そんなにない。
これがまた、わたしがこんなに好きな物語にもかかわらず、割と気の合うはずの周りの物語読みは、あんまり読んでいないというか、共感を得られないというのも、不思議な感じです。
多分、1~2巻読んだ時点で、評価を下してしまっているんだろうなぁと思います。あの頃は、絵もかなり硬質だし、お話もたしかにスムーズでない感じがします。でも、もう少し読んでいけば、はまると思うのですが……。

しかし、20年。掲載誌の「Wings」自体も、大きく変わりました。知っている人、本当にいなくなってしまいましたもんね。そんななかで、変わらずにパームが載るというのは、本当に奇跡みたいなことだと思います。

いつからだろう?こんなにはまったのは。多分、「愛でなく」あたりからだとは思うのですが。

そして、最後の長編「蜘蛛の紋様」がスタートしました。

カーターの一族の物語。

ページをめくって、ビックリしました。いきなり、字、字、字。
一族の物語は、全部、字ですまして、カーターの物語として「蜘蛛の紋様」は語られようとしているようです。

多分、物語のどこかで、情報として与えられたものもあるのですが、こうして物語として目の当たりにすると、その圧倒的な力に呆然としてしまいます。

若い日のカーターが言う。

「人生は残酷で苦痛に満ちている」

と。
その言葉のなんと重たいことか。

そして、わたしたちは、そこから立ち直っていくカーターを知っています。レイフの言葉通り、「本当の幸福を知る人間になる」ことが、この物語の終着点なのでしょうか?

ほんとうは、「愛でなく」ばりの長編になってほしいなぁと思っています。
でも、どれだけ語っても、語り尽くすことはできないのかもしれません。
人生は、物語ではないのだから。

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超人ロック 久遠の瞳 1

けっこうで出しはビックリしましたねぇ。結婚しているロックですから。

しかし、ロックの正体を知りながら、一緒に生活しているというのは、どんな気分なんだろう。

しかし、ヤマトが出てきて、ミラが出てきているというと、わたしのなかで話がつながらない。
あれ?あれ?

年表の中に、このエピソード入ってないし。

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評伝シャア・アズナブル-《赤い彗星》の軌路-上

いまだに赤を見ると、

「シャア専用だ!」

「3倍だ!」

と思う世代には嬉しい1冊。

まあ、歴史を知っている者にとっては、目新しいことは少ないと思います。
でも、自分の中で、

「あの時代はぬけているわ……」

ということがあれば、読むと流れをつかむことができます。
まあ、わたしは、グリプス戦役以降のことは、あんまり知らないので楽しめました。

ただし、歴史の表舞台でのことが中心なので、アクシズでシャアがなにをしていたのかとか、そういうことは、わかりません。

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻 (KCピ-ス)

皆川 ゆか / 講談社(2006/12/07)


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ダ・ヴィンチ・コード 上

まわりの話を聞いていると、前作の「天使と悪魔」の方がおもしろかったという感想が聞かれたのですが、こっちも、なかなかおもしろいです。

派手さは確かに、「天使と悪魔」の方で、「ダ・ヴィンチ・コード」の方は、移動距離も少ないです。だから、物理的なジェットコースターに乗ってる感じはないんですけども、それでも、知識(ウンチク)のジェットコースターって感じで、楽しい。

「えー、ダ・ヴィンチ、ホモだったの~」

とか(笑)

映画では、変!とかおもっていたシーンも、登場人物たちが、一緒に、

「そんなことありえない」

とか思ってくれると、安心します(笑)
だから、映画よりもよいと思います。

もちろん、画像の謎解きとかは、どうしても、映画や映像にはかなわないんですけどね。

2巻目も、楽しみです。

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ジパング21

おぉ、「沈黙の艦隊」を思い出させるような潜水艦の戦闘でした。