ことっとスタート ロアルド・ダール コレクション 18
ウソは、いけないと思います。
あきらかに、相手をだまそうとしているウソは。
そして、訳者あとがきは、あいかわらずやな感じ。
でも、これって、もしかして、なにか言われたときのために予防線をはっているようにも思えます。
でも、そんな解説、ながながしなくても、ちゃんと伝わるのが、いい訳なんだと思います。
ずっと、ほっておかれたのに読み出すと早いな(笑)
今は、35巻まで続いているようです。しかし、ある意味、努力家なふたりだな。
小説版の美夕は、ハードカバーのやつが、京都が舞台で好きでした。
今回、それのソフトカバー版かなと思っていたのですが、全然、違いました。
早見 裕司は、昔、アニメージュ文庫で、小説版の「ガイバー」とか、「夏街道」とか書いていた人ですね。けっこう好きだった思い出があるのだが……今は、家にはないですねぇ。
わりと、自分の解釈で物語を自分の方に引き寄せて書いてしまう人です。
それが、ある意味、他の「美夕」のシリーズとは、違和感になっているかも。
でも、それなりに「うまい」小説で、けっこう読ませます。
どっちかというと、「西武新宿駅午前5時」みたいに、美夕から思いっきりひいて書いたものの方が、おもしろい感じです。
あぁ、外伝でこんなことをいうのもなんですが、これは、今までの「西の善き魔女」のなかで1番良いです。好きです。
まあ、障害の物語的(すぎる?)解釈というのは、あると思うのですが、それでも、これはいい話です。
ディー博士のことが、これだけ詳しくかかれたのもはじめてですね。
やっぱり、親としては、失格だと思います。自分の関心が、1番大事だし。
でも、この人が、エリディーンとどんな大恋愛があったのかというのは、けっこう気になるし、読みたいと思います。
次は、いよいよ最終巻。
さらに未来に物語はすすんでいくようです。
楽しみです。
普通、この人も、宇宙人かなんかだと思うんだが……お父さんもすごい人ということで、普通にすごい人なんだろうか……。
そういう無理矢理な幅がこのマンガのすごいところだと思います。
いや、本当にすごいのは、実は人間だというオチのための存在なんでしょうか?