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夢幻紳士 幻想篇

さすが、夢幻 魔実也。
影も、強烈です。

しかし、いいキャラクターだなと思います。
少年探偵の夢幻 魔実也の方は、あの世界から外へはなかなか出て行けないのですが、こっちの人は、かなり自由に時代さえも超えて活躍しています。

しかも、最後、けっこう「いい話」でまとまっているところが、すごいです。
それは、幻想の夢幻紳士だったからかも。いつもより、ちょっとジェントルマンな感じです。

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ネシャン・サーガ2禁断の地

「デクトラ」とは別の意味で、作者の意図を感じすぎてしまうファンタジーだなぁと……。
一神教の罠があると思います。

だって、神が全知全能なら、そもそも涙の地なんて生まれなかったろうし。
間違った信仰のせいで、報いがあったといわれてしまいますが、

失敗したこと=間違った信仰

成功したこと=正しかった信仰

というのは、後づけでついてくることで、実際に、間違ったことをしたからすぐに報いがくるわけでもなければ、正しい信仰をもっていたから、助けがあるわけでもないですよねぇ。

でも、なにかできないことがあると、「信仰の努力がたりない」とか言われちゃうわけです。この物語の世界では。

でも、どんな謙虚な心を持っている人だって、

「神が助けてくれる。力を貸してくれる」

と信じること自体が、不遜なことではないのか?
それは、自分が力を操っているのとかわらないのでは?

とか、思ってしまうわけです。

ネシャン・サーガ(2)

ラルフ・イーザウ, 酒寄 進一, 佐竹 美保 / あすなろ書房(2003/12)


安能務,読書「封神演義」完全ガイドブック,三国志,安能 務,封神演義,講談社,講談社文庫

「封神演義」完全ガイドブック

えーと、あんまりウンチクとかはなくて、昔光栄が出していた「爆笑三国志」とかそんなシリーズみたいな感じの本です。
「爆笑封神演義」って、そのままのもあったかな?

まあ、全1巻ですから、あんまり読者が忘れているような些細なことまでは載ってないですし、おもしろいかというとあんまりおもしろくないかも……。

安能さんが答えているQ&Aは、それなりに新しい知識があっておもしろいんですけどね。

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NANA-ナナ-13

朝美は、奈々と同じような性格なのかなぁと思います。まあ、もうちょっと極端な感じ。でもそれは、いい友だちが少なかったからかもしれません。
奈々は、なんだかんだいっても、面倒見てくれる人がいっぱいいる感じです。
でも、男なら、言われてみたいですよねぇ。あのセリフは。

美雨は、あきらかに、ノブを試して、そのせいで自分で傷ついてる感じですねぇ。
このあたりは、自業自得で性格悪いといえなくもない(というか悪い)けど、それでも、こうやって、自分の中でグルグルする子は、けっこう好きだったりします。
ヤッさんとくっつくのかな?

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ピューと吹く!ジャガー13

なんか、細かいネタが多くなってきた気がする「ピューと吹く!ジャガー」です。

「まるこど一冊アレ祭り」ということで、けっこう期待したのですが、あんまり、アレ祭りもなかったかな。

番外編的なネタのちょいワル親父の話がおもしろかったかな。
そうか、ちょいワルって、こーゆーののことだったんだ(笑)