夢幻紳士 幻想篇
さすが、夢幻 魔実也。
影も、強烈です。
しかし、いいキャラクターだなと思います。
少年探偵の夢幻 魔実也の方は、あの世界から外へはなかなか出て行けないのですが、こっちの人は、かなり自由に時代さえも超えて活躍しています。
しかも、最後、けっこう「いい話」でまとまっているところが、すごいです。
それは、幻想の夢幻紳士だったからかも。いつもより、ちょっとジェントルマンな感じです。
さすが、夢幻 魔実也。
影も、強烈です。
しかし、いいキャラクターだなと思います。
少年探偵の夢幻 魔実也の方は、あの世界から外へはなかなか出て行けないのですが、こっちの人は、かなり自由に時代さえも超えて活躍しています。
しかも、最後、けっこう「いい話」でまとまっているところが、すごいです。
それは、幻想の夢幻紳士だったからかも。いつもより、ちょっとジェントルマンな感じです。
「デクトラ」とは別の意味で、作者の意図を感じすぎてしまうファンタジーだなぁと……。
一神教の罠があると思います。
だって、神が全知全能なら、そもそも涙の地なんて生まれなかったろうし。
間違った信仰のせいで、報いがあったといわれてしまいますが、
失敗したこと=間違った信仰
成功したこと=正しかった信仰
というのは、後づけでついてくることで、実際に、間違ったことをしたからすぐに報いがくるわけでもなければ、正しい信仰をもっていたから、助けがあるわけでもないですよねぇ。
でも、なにかできないことがあると、「信仰の努力がたりない」とか言われちゃうわけです。この物語の世界では。
でも、どんな謙虚な心を持っている人だって、
「神が助けてくれる。力を貸してくれる」
と信じること自体が、不遜なことではないのか?
それは、自分が力を操っているのとかわらないのでは?
とか、思ってしまうわけです。
ラルフ・イーザウ, 酒寄 進一, 佐竹 美保 / あすなろ書房(2003/12)
Amazonで詳細を見る
Booklogでレビューを見る by Booklog
朝美は、奈々と同じような性格なのかなぁと思います。まあ、もうちょっと極端な感じ。でもそれは、いい友だちが少なかったからかもしれません。
奈々は、なんだかんだいっても、面倒見てくれる人がいっぱいいる感じです。
でも、男なら、言われてみたいですよねぇ。あのセリフは。
美雨は、あきらかに、ノブを試して、そのせいで自分で傷ついてる感じですねぇ。
このあたりは、自業自得で性格悪いといえなくもない(というか悪い)けど、それでも、こうやって、自分の中でグルグルする子は、けっこう好きだったりします。
ヤッさんとくっつくのかな?