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のだめカンタービレ18

ルイや、フランクたち、いいキャラをかきながらも、あくまで、のだめと千秋との関係のなかでだけでかいていくというのは、なかなか難しいことです。つい、いいエピソードを思いついちゃうと、メインの流れでもなくても広げたくなりますから。

そういう意味で、「のだめカンタービレ」は、本当にストイックです。
そのせいで、2人にかかわらなくなった日本のキャラクターたちの姿は、さっぱりでてこなくて、

「どうしてるの??」

という思いはあるもののやっぱり、物語としては、ものすごくまとまった読みやすいものになっています。

シャルル・オクレールが言っていることは、名作「いつもポケットにショパン」でも語られたことですね。
それ一筋に打ち込んでいる人にとっては、そこが弱点になるんですねぇ。

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エリア88 2

まあ、読唇術があんなに便利で正確かという問題はあるのですが、ストーリーは、本当にすごいですよねぇ。20年近くも昔の物語とはとても思えません。

今と違って、割と平和だったあの時代に、よくもこんな物語を考えつけたのだなぁと感心します。

今は、だんだん笑い話ではなくなってきていますが……。

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白き陽の御子 ナイトウィザード リプレイ

木暮さんのキャラクターが、すごいですねぇ。
ほとんど、NPCみたいな感じです。しかも、自分から進んで……。

そして、それを捌けるGM……。

実は、わたしは、こういう関係性がゲームのなかにはじめから入っているTRPGって、遊んだことないのです。

PCとしては楽しそうですが、GMは大変そうです。

菊池 たけし,F.E.A.R.
エンターブレイン
発売日:2005-12-24
 

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6月16日(土)。
今日、6月のおてばんに参加してきました。

遊んだゲームは、

「ごいた」
「ズーロレット」
「ドルンター・ドルーバー」
「破滅の13」
「ドラゴンパレード」
「じゅうたん商人」
「バケツ消防士」
「トランスアメリカ」
「バケツ消防士」
「カンパニーレ」

などなどでした。

「ごいた」は、グランペール版のカードごいたではなくて、自作の竹を使った牌で遊びました。
簡単なルールで、けっこう考えどころがあっておもしろいです。「ドメモ」のおもしろさに通じるかも。
1回、考えすぎで、パートナーの上がりを潰しました(笑)まぁ、それも醍醐味ということで。
グランペールは、天九牌とか出してるので、牌をつくる技術はあるはずなんですよねぇ。これがカードではなくて、牌で出たら欲しいです。

「ズーロレット」は……。実は、わたしは、「コロレット」と今ひとつ爽快感がないと思う方なので……。
微妙な味わいでした。
↑ なんでも、説明を微妙で済まそうとするのは悪い癖です。
はい、自分的には、イマイチ。

「ドルンター・ドルーバー」は、少しずつ遊んでいこうと思っているドイツ年間ゲーム大賞のゲームです。
実は、かな~り前から購入していて、何回かゲーム会に持っていっていて、何回か遊ばれてはいたのですが……持ち主のわたしは、遊んだことなかったのでした。
今回、遊んでみて、さすがは、ドイツ年間ゲーム大賞ですねぇ。おもしろかったです。「王位継承」とよく似たシステムと聞いていましたが、投票のシステムのところも、町をつくっていくところも、なかなかに違った楽しさを感じさせてくれました。
若干、前半にやられちゃうと、後半どうしようもなくなるところがあるかも……。でも、また遊んでみたいゲームです。

「破滅の13」は、結構簡単で盛り上がるゲームでした。こういうゲーム好きです。
子どもでも、楽しめそうな感じです。若干、直接叩きなところがあるゲームではあるのですが。

「ドラゴンパレード」も、簡単で盛り上がるゲームでした。
けっこう、極端になる引っ張り合いが、笑いを誘いました。

「じゅうたん商人」。これも、シンプルなゲームでした。
同じゲームを自作しようと思えばけっこう簡単に出来ると思いますが、あの絨毯の柄が、楽しさの一因だと思います。
もう購入できなくて、ネットオークションでは、1万円を越えるゲームだそうです。
ちなみにわたしは、元のお金よりも購入品の合計値が安くなっていました。商売は、できないねぇ。

「バケツ消防士」は、今回、2回遊びました。
持っているカードが点数になって、でも、点数になるコマを進めるためにはカードをださなければならない。
みごとにジレンマ。そして、簡単。

「トランスアメリカ」は、あんまり評価の高いゲームではなかったのですが、最近は、おもしろいです。
もしかして、5人より6人の方がおもしろいのかも。それでも、やっぱり勝てませんが……。

「カンパニーレ」は、ルールが若干わかりにくい。
でも、ジレンマはわかりやすいよいゲームでした。
あのルールのわかりにくさがなぁ。

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劫尽童女

最近、けっこうに気になっていた恩田 陸を読んでみました。

最近……といいつつ、「六番目の小夜子」とかは、気になっていました。多分、栗山 千明がらみで気になっていたのかも。でもだからといって、テレビドラマを見るわけでもなく、原作を読むわけでもなく、今までなんとなく縁のなかった作家さんです。

この本は、今になって思い出してみるに、なんかハードカバーのときから気になっていたのだと思います。

なんか、題名から、「新興宗教の教祖に祭り上げられた少女が……」みたいな話を勝手に想像していましたが、全然、違っていました。

外薗 昌也が解説かいてますけれども、外薗 昌也というよりは、吉田 秋生の「YASHA」とか「イブの眠り」を思い浮かべました。お互いしか理解し合うことができない孤独を持った双子とか。

そういう意味では、マンガ的で、楽しく読むことが出来ました。

けっこう、

「おぉ、そうきたか!」

というのも、あって飽きささない感じです。

ただ、もう一歩のところで微妙。特にラストとか……。ということで、これからも恩田 陸を読み続けるかは、微妙です。