仮面ライダーをつくった男たち
これは、今、語っておかなければ、忘れ去られてしまう物語。
これを村枝賢一のマンガで読めるのは、ライダー世代なわたしたちにとっては、とっても、ラッキーなことだと思います。
いや、本当は、全10巻ぐらいで、やって欲しかったです。
あと、男たちだけの話ではなくて、きっと、女たちの話もあったんだろうなぁと思ったりしました。
男が好きとか、女が好きという感情は、どっからくるんでしょう?
この人のマンガを読む限りでは、「責め」か「受け」かは、ホルモンの働きのようですが。
「結局人は第一印象に左右される」
という新井 祥の理論をふまえて考えるなら、はじめ(自分が女の子だと思っていた頃)に好きになったのが男だったから、そのまま男が好きという気もしますが。
でも、男が好きといいながらも、この人、両刀みたいだし……。
なにがなんだか(笑)
うーん、孔明が死んだ後の三国志って、今まで、全然、真面目に読んだことがなかったのですね、わたしは。
それは、吉川 英治の三国志から読み出したせいかもしれません。
だって、あれ、
「あとはつまんない」
って、書いてありますからねぇ。
でも、その後に、けっこう有名な話があるのですね。
阿斗が、
「ここは楽しいので、蜀のことなんて思い出しません」
と言ったのは、こんなに後の話だったんですねぇ。
しかし、このへんの知識って、兄貴から仕入れたものだと思うから、あの人は、私よりも真面目に、その後のことも読んでいたということですね。
昔は、マメな人だったのね……(遠い目)
あと、姜維が、こんなにも報われずにがんばったことも、ほとんど知らなかったです。
ここまで、興味を持って読めたということで、この本の意義は大きかったと思います。