薔薇のために4
今までも、けっこうおもしろかったのですが、一気に急展開でおもしろい4巻です。
芙蓉さんの恋も、けっこういい感じです。
しかし、吉村明美は、すごく微妙なかわいさや、成長をかくことができるマンガ家ですねぇ。
実は、あんまり気づいてなかったです。わたしは。
最終巻です。
けっこう爽やかな終わり方だったかな。
でも、結局、ルリがでてきて、留美奈が元気に復活するのなら、華秦とそんなに変わらないのでは……という気もします。
まあ、彼みたいに暴走するのではなく、惚けるという選択の違いはあったのですが……。
本来は、自分を取り戻して1歩進み出たところで、ルリが帰ってくるという展開が正しい気がします。
有楽 彰展 / スクウェア・エニックス(2005/06/22)
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今はまだ、世界を巻き込むような大きな話はないです。
世界を小出しに見せてるみたいな感じです。
で、この世界、けっこう好きかも……。
エビには、不覚にも笑ってしまったことだし。
これも、懐かしいマンガですねぇ。
はじめて見たのは、多分、アニメ版の映画でした。これが、けっこう出来がよくって、あと、コミックを読むようになりました。
コミックの方は、不死鳥のようにいろいろと大きさが変わって、新書版、ワイド版、それから、スコラから文庫がでて、今回のメディアファクトリー版文庫と変わりました。
だからわたし、多分、このマンガ、3回ぐらいは通しで読んでます。それでも、何回読んでも、結構楽しいです。
このマンガは、最初の1巻目は、まだストーリーがはじまっていない感じですねぇ。いつ終わっても、大丈夫な感じで続いています。
でも、あの伏線も、ものすごくしっかりとひいてあります。
中盤から後半にかけて、怒濤の展開を楽しみに少しずつ読み返していきます。
深い設定。
センスのいい重機ロボたち。
熱い魂。
おもしろくないはずのないこのマンガが、たった1巻で完結ですか?
たしかに、主人公おっさんだし、女の子キャラ少ないし、そして、男の都合のいい、いいなりになるようなヒロインではないけれど。
これを育てられない「ジャンプ」というのは、やっぱり、どこか病んでいると思います。
「そなたの姫はここにおる」
には、本気で、ドキドキしませんでしたか?