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クトゥルフ神話ガイドブック 20世紀の恐怖神話

クトゥルーとの出会いは、多分、矢野健太郎のケイオス・シーカー・シリーズだと思います。

で、学研のムック、創元推理文庫の「ラヴクラフト全集」と青心社の「暗黒神話体系 クトゥルー」あたりを平行して読んで、RPG系とか、マンガ、菊地秀行の小説などに広がっていった感じです。

こういう「世界」を共有しているというのは、おもしろいなぁ……という興味が大きいです。物語の中で、いろいろな関係ができているところが、楽しいのです。

で、こういうガイドブックは、自分がみつけていないそういった世界の広がりを感じさせてくれるで楽しいです。

今までのガイドブックは、やっぱり海外の作品についての言及が多かったのですが、このガイドブックについては、日本の作品のことも多く書かれていて、そのあたりが楽しかったです。

わかる人にはわかる暗号みたいな感じで、それを作品に紛れ込ませるのは、けっこう気持ちいい行為なんだろうなぁと思いました。

魔導書に人格があるという考え方は、なかなか、面白くていい設定です。