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センゴク9

家康が、信長のいうことをずっと聞いていたというのは、確かに、こんな解釈も可能かも。
だって、信玄と信長なら、信玄の方が、怖いだろう……というのが、その時代の主流な考えだと思うのです。

しかし、この手のマンガというか、物語の欠点でも、いい部分でもあるのですが、そこいらの雑兵のはずの主人公が、ことごとくいい場面で、いい働きをしていますな。

秀吉の人たらし健在です。
でも、自然とそういうことが、できる人なんだろうなと思います。

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妖説 源氏物語 3

「妖説 源氏物語」完結編です。

女三の宮が、けっこう、初々しくて笑ってしまいました。
うん、でも、せめてこれぐらいは、「母親」であってくれたならと思います。
逃げることしか、考えてない印象がありますからねぇ。

しかし、まあ、解釈はそれぞれなんですが、3話の途中ぐらいまで、ずっと、かなりまっとうな「源氏物語」で、ビックリしました。そして、それでも読ませる魅力が、「源氏物語」にはあるなぁと感心しました。

高校生の時は、「源氏物語」って、キライだったんですよ。まさから、これほどキャラが立ってる物語だとは思っていなかったので。

しかし、あとがきを読んで、作者がかきたかったことが、またこれとは全然違うというので、ビックリしました(笑)
ぜひ、酷い光源氏も、次はかいて欲しいですね。

これは以前にも書きましたが、宇治十帖のおもしろさに気づかせてくれたのは、俵万智の「愛する源氏物語」でした。
きっと、「愛する源氏物語」を読んでいなかったら、この「妖説 源氏物語」の方は、読まなかったかも。

で、わたしなんかは、「ここからがおもしろんじゃない…」とか思うのですが、ここで終わりという選択も、人それぞれで楽しく感じました。

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トンデモ本の世界

ある意味、人の無知を笑う本。

でも、「それお前、自分で証明したんかい?」とも、いいたくなります。だって、実際に自分で確かめてみて、はじめて、どっちが正しいのか判断できるのだから。

だから、騙されている人も、「トンデモ!」と叫んでいる人も、本を読んで(または、人の話を聞いて)そう言っているだけなら、実は、同じ穴のムジナかも。

だからといって、すべてを解き明かすには、時間が限られすぎていて、情報に頼らざるえないというのが、わたしたちの不幸かも。

市東亮子,読書やじきた学園道中記,ボニータコミックス,宮本武蔵,市東 亮子,秋田書店

やじきた学園道中記29

あれ?

けっきょく、赤目の宝って、なんだったんだっけ?

と、野暮なわたしは、聞いてしまおう。

うーん、連載の期間がけっこうながかったので、前を忘れてしまっているだけかな?もう1回、読み直してみなければなりません。

しかし、このみんなひとつのところに集まってくる展開は、なんか、宮本武蔵を彷彿させます。

これはこれで、キャラクターを忘れなくていいのですが、毎回これをやっていると大変そうだ。

「やじきた」は、どんどん話が進んでいって欲しいと思っています。いいペースで、続きが読めるとうれしいなぁ。

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ツーリング・エクスプレス4

3巻がけっこう重たい話だった反動からかもしれませんが、4巻の「ロマンティシュ・エクスプレス」は、ちょっと軽めのお話でした。
もっとも、子どもを巡って、大の大人がドンパチなんだから、実際は、軽くも、明るくもないんですけどねぇ。

「黒のミラージュ」も、ある意味、冗談みたいなお話ですし。
ディーンは、ああいうのを否定しないんですね。まあ、否定も、肯定もしないというのが、生き方なのかも。