センゴク9
家康が、信長のいうことをずっと聞いていたというのは、確かに、こんな解釈も可能かも。
だって、信玄と信長なら、信玄の方が、怖いだろう……というのが、その時代の主流な考えだと思うのです。
しかし、この手のマンガというか、物語の欠点でも、いい部分でもあるのですが、そこいらの雑兵のはずの主人公が、ことごとくいい場面で、いい働きをしていますな。
秀吉の人たらし健在です。
でも、自然とそういうことが、できる人なんだろうなと思います。
「妖説 源氏物語」完結編です。
女三の宮が、けっこう、初々しくて笑ってしまいました。
うん、でも、せめてこれぐらいは、「母親」であってくれたならと思います。
逃げることしか、考えてない印象がありますからねぇ。
しかし、まあ、解釈はそれぞれなんですが、3話の途中ぐらいまで、ずっと、かなりまっとうな「源氏物語」で、ビックリしました。そして、それでも読ませる魅力が、「源氏物語」にはあるなぁと感心しました。
高校生の時は、「源氏物語」って、キライだったんですよ。まさから、これほどキャラが立ってる物語だとは思っていなかったので。
しかし、あとがきを読んで、作者がかきたかったことが、またこれとは全然違うというので、ビックリしました(笑)
ぜひ、酷い光源氏も、次はかいて欲しいですね。
これは以前にも書きましたが、宇治十帖のおもしろさに気づかせてくれたのは、俵万智の「愛する源氏物語」でした。
きっと、「愛する源氏物語」を読んでいなかったら、この「妖説 源氏物語」の方は、読まなかったかも。
で、わたしなんかは、「ここからがおもしろんじゃない…」とか思うのですが、ここで終わりという選択も、人それぞれで楽しく感じました。