神様、神様…

ダ・ヴィンチ・コード

話題の映画「ダ・ヴィンチ・コード」を見てきました。
原作は、文庫本になったときに購入。でも、まだ読んでいません。

なんか、図像ラングドン学者のラングドンという人が出てくるシリーズで、「ダ・ヴィンチ・コード」は、その第2弾らしいです。
今月、この第1弾の「天使と悪魔」というのも、文庫化しました。これも、「ダ・ヴィンチ・コード」に続いて映画化されるそうです。
そのうち、こちらから読んでみたいです。

さて、映画ですが、評判的には、イマイチみたいですねぇ。
原作は、けっこうおもしろかったようです。今回は、原作を読んだねぇさんが、見に行きたいなぁということで、見に行ってきました。
評判は、イマイチみたいでしたが、今のわたしの興味にはけっこうそっていたので、楽しんで見ることができました。
うーん、物語としては、確かに雑なところも多い気がしますけどね。

ミステリーということで、ネタばれ満載なので、以下、映画、原作を見た方だけお読み下さいませ。

さて、おもしろかったのは、この作品のテーマにもなっている「聖書に隠された謎」というやつです。
ただ、ストーリー運びは、かなり無理があって、ツッコミどころ満載だとわたしは思いました。

えーと、最初、ルーヴル美術館で館長の人が、謎の変態に殺害されます。
なんか、

「秘密をあかせ」

とか言われて、鉄砲で撃たれて死んでしまうわけですが、なぜか、その人、警察がきた時には、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」の形に横たわっています。

ウィトルウィウス的人体図……。館長、かなり高齢の男の方なのですが、真っ裸で大の字です。
なんか、ボカシまではいっているぐらい、真っ裸です(爆)

えーと、謎の変態は、なんかシャッターが降りたので、シャッターごしにこの人を撃ったんです。
だから、この人をこんな風にすることはできません。
ということは、この人、撃たれてから死ぬまでの間に、自分で服脱いで、床に丸をかいて、自分の体に五芒星やら、暗号をかいて、横たわった???

……。その通りでした。
で、なんで、そんなことをしたか?

ここに、暗号解読官ソフィーという人が登場します。ラングドンとともに、この物語の主役をつとめる人です。
実は、この人、この館長の孫娘です。

さて、この死体の横に、「P.S.ラングドンをさがせ」という文字が。そこで、ラングドンも、現場検証に立ち会わされるわけです。

で、ラングドンは、警察からは、容疑者としてみられているわけですが、ソフィーが、いきなりラングドンを逃がそうとする。

このあたりの展開が、ものすごく急なんですよねぇ。

結局、なにがあったかというと、館長が、全裸になって寝っ転がっていたのは、孫娘ソフィーへのメッセージで、そのメッセージを読み取ったソフィーが、ラングドンの助力を得て、真犯人を探す(?)ために、ラングドンを逃がした……みたいな感じでした。

つまり、あの真っ裸は、孫娘への館長からのメッセージだったのです!!!
撃たれて瀕死になりながら、服を脱いで、大の字に寝ころぶ(ボカシつき)おじいちゃん!!!
イヤーーーーーー!!!

真の変態は、ここに(大爆)

さて、警察から逃亡する2人は、ある人物の助けを借ります。
サー・リー・ティービング。キリストの聖杯のクエストに一生涯をかけた男。かっこいい。
でも、足が不自由です。そのせいで、わたしは、最初に出て来た変態の人の仲間だと思っていました。
えーと、最初に出て来た変態だと思った人は、名前がシラスです。なんか、自分をいたぶって喜んでいる人かと思っていたのですが、それは、信仰上の理由があったようですねぇ。
この人は、狂信者という感じです。でも、悲しい過去があって、そうとしか生きられなかったのかもしれません。
で、このティービングも、自分をいじめすぎたので、足が悪くなったのかなぁと思っていたわけです。

さて、メインのキリストの子孫についての謎、ダ・ヴィンチの残した暗号については、この人が、ほとんど解いてしまっています(笑)
おい、あんまり役に立ってないぞ。図像学者と暗号調査官!!!

このあたりは、原作では、ちゃんと活躍しているそうです。もっと、いっぱい暗号とかもあって、それを解いていく課程がちゃんとかかれているのですが、映画でかなり詰め込まれてしまったみたいです。
まぁ、暗号解くところを延々と映画でやっても、あんまりおもしろくなさそうですからねぇ。

うーん、このかっこいい老学者、どっかで見たことあるぞ~~。
特に、あの鼻が……。

………。
……。
…。

マグニートー!!!

「Xメン」のマグニートーの人だ。かっこいいわけだ(笑)
でも、この顔、「Xメン」よりも最近に見た覚えがあるぞ……。

………。
……。
…。

いや、普通の人は、先にこっちを思い出すはず。
「ロード・オブ・ザ・リング」のガンダルフではないですか。

あぁ、マグニートーとガンダルフは、同じ人だったのかーー。
と、その時に、気づきました。
「ロード・オブ・ザ・リング」を見た時に気付よ。「Xメン3」、見に行こう(笑)

さて、この後、物語は、教会よって隠されたきた、キリストの子孫と、信仰についてあきらかになっていきます。

教会が隠したこと。それは、簡単にいうと「天国に至る方法」。
教会に帰依することのみが、天国にいたる方法であると教会はといたけれど、実は、イエスのといた「天国に至る方法」は、男女の合一、つまりエッチにあった!!!

禁欲的なキリスト教的な考え方、道徳観というのは、わたしとはあんまり相容れないので、まあ、そういう考え方は嫌いではないけど、それは、ある意味、ユダヤ教から、古代の信仰に逆戻りしている気もしますが……。
そして、多分、その考え方では、キリスト教は、今のように信仰されなかっただろうなぁ。

ただし、イエスの子孫が生きていて……とか、聖書が選定されて……とか、キリストがただの人間だった……という部分は、その通りなんだろうなぁと単純に思ってしまいます。

うーん、でも、それって、それほど隠さなければならないような衝撃的な真実なんでしょうか???

このあたりは、わたしのような日本人には、とっても理解しにくい部分なのかもしれません。

たとえ数々の奇跡がなかったとしても、やっぱり、イエス・キリストは、立派な人であったという考え方はできないものなのでしょうか??

映画の結論的には、そんな感じの話が出ていましたねぇ。
それって、あたりまえじゃないかと思ってしまったりします。

ただ、奇跡がなかったとしたら、シオン修道会が、一生懸命イエスの血族を残す必要も、実はあんまりないような気がします。
「血」を信仰しているわけではないですからねぇ。
そのあたり、どういう位置づけになっているんだろう??

あと、気になったのは、ヴァチカンの偉い人たち。
この人たちは、隠そうとしたということは、イエスが人間だったということを知っているということですよねぇ。
そうすると、その人の信仰は、その隠そうとする真実とどう折り合いをつけているんだろう。

ひたすら相手を「嘘」として、否定し続けているのか。この物語では、そうでもなかったようです。
このあたりの心の動きは、わたしは、すごく気になるところです。

ということで、原作読んでみようと思うぐらいには、いろいろなことを考えさせてくれた映画です。
なかなか、楽しめました。

で、今回の映画の結論。
秘密の組織は、「有名人は、実は自分の組織の人間だった」と言いたがる。

あと、ジャン・レノ、やっぱり、顔こわい。