続・子育てのコツ 上手な自由の与え方
子どもだけが大変でなく、大人も大変なんだというお話。
上手な自己主張をした人が、上手に思いを叶えられているのかというと……微妙なところもあったりするのですが……。
それでも、そうやって、自由を使いこなして、優しく人と接して行ければ、よいなぁと思います。
現実では、なかなか難しいことも多いのですが、1歩1歩。
えーと、「うつくしいのはら」、結局、ロボットは出てこなかったのですね。
というか、人間に見えるロボットの話なんだから、人間かいとけばいいのでは……。
この話の中で、どうロボットがからんだんだろう??
いろんな疑問がありますが。
うーん、テーマが、こういう物語は、あんまり批判しにくいというのがあるかもしれません。
でも、このマンガ、西原理恵子のマンガとしての出来は、わたしは今ひとつだと思います。
よくある話で、西原理恵子なら、もっと突っ込んだところをかけたと思うから。
もちろん、こんな話がよくある話であること自体の世界が抱えている不幸というのはあると思うのだけど。
後半は、けっこう、映画と同じ展開……といいつつ、めっちゃおもしろいです。
ワクワクしました。
今まで、主人公のハリーのことは、大嫌いでしたが、今回のこれを読んで、ちょっとはいいとこあるかもしれんと思ったぐらいです。
そして、スリザリンの子どもたち。明確に、自分の意志で、ヴォルデモートの下につくみたいですねぇ。
わたしは、このあたりで、大人と学校の子どもたちの間で、葛藤の物語があるのかと思っていましたが。
しかし、この人の話のなかで、今まで感じていた違和感はなんなのか、やっと気づきました。この物語の中では、「完璧な大人」「理想的な大人」というのが、いないのですねぇ。
まあ、ハリーの親とか死人については、そんな書かれ方もされているかもしれませんが、ダンブルドアでさえ、わたしは、ずーーっと、「ちょっと無能すぎるのではないかい?」と思っていたのです。
でも、今回、読んでいて、それがこの話の魅力にもなっているなぁと思いました。
これを、子どもに読ますべきかどうか?という話は、別にして。
これで、1巻からはってきたかなりの伏線が、明らかになりました。
次の巻からは、大活劇になるのでしょうか?また、新しい伏線のはりなおしになるのでしょうか?
読むのが、楽しみなような、今回の楽しさのレベルが高かったので怖いような……。