暗黒神話
昔、読んだ時は、「なんかよくわからない怪物の話」みたいな印象でした。
で、どっちかというと、「孔子暗黒伝」を読んで、それと関わりのある話ということで、「すげえ」と思っていました。
今回、読んでみると、日本史の知的好奇心みたいなものが、ムクムクとわき上がってきました。
昔のマンガって、アイデアを惜しみなく投入して、ものすごいスピードで、物語が展開していくなぁとつくづく、感心します。
柊を「界を越えるキャラクター」として設定したのは、成功だと思います。
これは、ザーフィでも、よかったのかもしれないし、行く先、行く先で、バンダナ・ガールズが増えていくという展開も、けっこうおいしかったかもしれないとも思いますが。
ただ、やっぱり、「セブン=フォートレス」のキャラクターよりも、「ナイトウィザード」のキャラクターの方が、読者の日常に近いぶんだけ、思い入れをしやすいということがあるかもしれません。
そこの世界に入ったときの違和感が、やっぱり、鮮明にでてきます。
ラストは、王道。美しいです。
先日遊んだ以下のゲームの評価を書きました。
「タブラの狼」
http://www.gamers-jp.com/playgame/db_comment.php?comm_id=3342
なぜか、「タブラの狼」のページの評価からは、コメント表示されませんねぇ。
なんでだろう。
えーと、ロアルド・ダールの基本は、ブラック・ユーモアなんかじゃないと思います。
多分、基本は、「子どもの想像力」。それも、どうしようもない方の。
だからこそ、子どもにとっては、腑に落ちるところがあるんだろうなぁと思います。
大人なら、眉をしかめます。
しかめられたっていいんだと思います。
でも、止めたって、おもしろければ読んじゃうものだし。
35人の子に、「チョコレート工場の秘密」を読んで、少なくとも2人の子が、この「ガラスの大エレベーター」を自分で買って読んだというんだから、たいしたもんだと思います。
でも、チャーリー、金持ったとたん、イヤな子どもになったな。
というのは、もちろん、大人の感想です。
先日遊んだ以下のゲームの評価を書きました。
「アヒルのバレエ」
http://www.gamers-jp.com/playgame/db_comment.php?comm_id=2455