大林憲司,読書,遙遠志妖怪,封神演義,新紀元社,遙 遠志,Truth In Fantasy

封神演義 英雄・仙人・妖怪たちのプロフィール Truth In Fantasy 25

これは、わかりやすいよい本です。
藤崎版封神は、この本より前なんでしょうか、後なんでしょうか?
なんか、藤崎版封神で原作とされている安能版封神よりも、こっちの方が、イメージ的には近い感じです。

もっとも、この本自体も、安能版封神を元にしてあるわけですが。

でも、こうやって、その後とか、実像とかが書いてあると、なかなか興味をそそります。

河惣益巳,読書エロイカより愛をこめて,ツーリング・エクスプレス,河惣 益巳,白泉社,白泉社文庫

ツーリング・エクスプレス1

今まで読んだことのある河惣作品が、「サラディナーサ」だけなので、このシャルルというキャラクターは、ちょっとビックリしたかなぁ。

まあ、いろんなパターン王道をいっている感じなのですが、なかったような組み合わせがおもしろいです。

ちょっと「エロイカより愛をこめて」の雰囲気があるかも。

play:game評価,ボードゲームゲームの評価,ヘックメック

先日遊んだ、以下のゲームの評価を書きました。
このゲームの前口上の訳が、イマイチ、意味わからへん(メビウス訳)。自分は、鳥なのか?

「ヘックメック」
http://www.gamers-jp.com/playgame/db_comment.php?comm_id=3517

お店,お店訪問,ボードゲーム,ボードゲーム日記,東京わんだーぐらうんど

メビウス、奥野かるたという聖地を2カ所巡礼した後は、明日のゲームマーケットの準備で熱気に包まれる浅草へ。

浅草では、3回目のボードゲームシンポジウムが、おこなわれることになっていました。
今回の東京行きの主目的です。

過去2回のボードゲームシンポジウムは、関西の大阪で開催されていました。
関西でのシンポジウムは平日開催で、第1回目のときは、ラッキーなことに仕事がお休みだったので参加できたのですが、第2回のときは、参加できませんでした。

第1回目のときは、岩城敏之さんのお話が、素晴らしいかったです。

第2回目のときは、「メビウスママさんの話がおもしろかったよ~」と、ねぇさんに言われて、悔しい思いをしました。
このときは、ゲームのルールの翻訳の話なんかが出て、議論も白熱していたそうです。
参加したかったです。

で、今回は、第3回。今回は、土曜日開催ということで、仕事を休まなくても参加できます。
でも、場所が東京。うーん、東京……遠い……。
行けないだろうなぁと思っていましたが、急遽行くことになりました。

さて、浅草です。
ゲームマーケット前日ということで(笑)、すごい人でした。
会場は、浅草セントラルホテル。2日目のゲームマーケットも、ここから近い(らしい)ということで、わたしたちの宿泊場所も、ここにしていました。
駅から、10分から15分ぐらい、けっこう近いこのホテルですが、着くまでに3回ぐらい、

「人力車、乗りませんか?」

と誘われました。
よっぽど、おのぼりさんに見えたらしい……。

人力車には乗らずに、浅草セントラルホテルに。荷物を置いて、会場に。
参加者としては、1番のりだったかな。関東のスタッフの方2人を中心に、用意をされていました。四国の方や、大阪の方も、おられましたが……。

わたしたち2人は、あんまり邪魔にならないようにということで、受付の横で、なぜか、領収書切りを。
あと、デジタルカメラを貸していただき、写真撮影も、ちょっとだけ担当しました。
もし、後日、『ゆうもあ』関係の広報で、ピンぼけな写真があれば、それは、きっとわたしの仕業です……。

さて、今回のスピーカーの方は、3名。

「ボードゲーム天国」や、「ボードゲームキングダム」を作った「オフィス新大陸」のヒゲさんこと、坂本犬之介さん。

午前中にお世話になった、「メビウス ゲームズ」の店長さん能勢良太さん。

第1回の「ボードゲームシンポジウム」でもお世話になった、とってもよい人「ゲームストア・バネスト」の中野将之さん。

それぞれ、自分たちでゲームの翻訳をして、販売しておられるショップの方々です。

参加者の方々は、ゲーム業界の方が多かったようです。わたしたちのように、ゲーム関係の仕事ではない人は、もしかすると、少なかったかも。

まずは、ボードゲームシンポジウムは、2005年度の日本ボードゲーム大賞の授賞式から始まりました。

それぞれのゲームメーカーや、デザイナーからのメッセージが、読み上げられていました。
実は、このメッセージ、『ゆうもあ』の日本ゲーム大賞のページにも、アップされています。1ただし、英語のページに原文で載っているのだけなのです。
今回は、その日本語訳が発表されて、けっこう受けていました。

さて、このあたりが、前置きで、いよいよ、3人のスピーカーの方々のお話です。

まずは、坂本さんのお話。
演題は、「ボードゲームの文化を根づかせるために、我々ができること」ボードゲームのすそのを広げるためにできること、やっていることのお話がありました。
専門誌である「ボードゲーム天国」や「ボードゲームキングダム」のお話はもちろん、ボードゲームキャラバンや、ゲーム販売のお話まで、いろいろなお話をしていただきました。

続いて、メビウスの能勢さん。
「ゲームルールの日本語化」ということで、メビウス訳の歴史が語られました。
なんと、今のメビウスのゲーム訳は、ほとんど1人の方がされているということで、すごい驚きです。

最後は、バネストの中野さん。
「ウチの店のこれまでとこれから」ということで、中野さんの生い立ち(笑)が、熱く語られていました。

パネルディスカッションでは、「翻訳ゲームの邦題の統一」というテーマで、会場もまじてえて、いろいろな意見が出されました。

この「邦題の統一」というのは、わたしたちみたいに、ボードゲームを紹介している人間には、けっこう切実な問題です。
例えば、『ゆうもあゲーム会』では定番ゲームの「Ruesselbande」は、「こぶたのレインボーレース」、「コブタのかけっこ」、「すすめコブタくん」、「リュッセルバンデ」、「ラッセルバンデ」などなど、たくさんの名前で、売られています。

『ゆうもあゲーム会』で遊んでいただいたご家族が、名前を覚えていただいて、木のおもちゃ屋さんに行って、

「『ラッセルバンデ』ください」

と言っても、『すすめコブタくん』じゃないと、探せなかったりすることがあったりします。
で、どの名前で紹介したり、説明したりしたらいいのだろうということで、けっこう、迷うことが多いです。

まあ、もちろん、どの名前でも、ちゃんと理解できるように情報を集めておくというのは、店の仕事として大切なのかもしれませんが、なかなか、ボードゲーム屋さんと木のおもちゃ屋さんでは、接点がなくて、わからないのが現状のようです。

邦題の統一については、3人の方とも、できるならしていきたいなぁ、してもよいよというスタンスでした。
ただ、かなり実現するのは、難しそうです。

どのお話も、聞いてみればもっともなお話で、なかなか、邦題の統一というのは、難しいものなのだなぁと思いました。
なかなか、問題は、山積みです。

それでも、せめて、特に混乱が激しい子どもたち対象のゲームについては、なんとか、木のおもちゃ屋さんなどとの話あうルートがあれば、考えていきたいなぁということでした。

なかなか、それぞれいろいろな考え方があるのだなぁと考えさせられるお話ばかりでした。

シンポジウムが終われば、懇親会でした。

懇親会には、メビウスママさんも来て下さり、楽しく、熱く、ボードゲームの将来について語られていました。

中野さんの「ボジョーレ・ヌーボーに負けて、ゲームが届かなかった話」が、なかなか、印象的でした。

次回も、土、日だったら、参加したいです。

その後、『ゆうもあ』の方々などと、3次会。楽しいお話をさせていただきました。

さて、そんなこんなで日が暮れて、夜も遅いので、持ってきた「ジャンボ」も遊ばずに、早寝して、翌日のゲームマーケットにのぞみます。

  1. 現在は、ないようです。 []

新谷かおる,読書スコラ,スコラ漫画文庫シリーズ,戦争,新谷 かおる,白と黒の羊,砂漠の薔薇

白と黒の羊

「モノトーンシープ」というテーマの短編連作集ということになるのでしょうか?
まあ、あんまり、それぞれの作品にストーリー上の関係はなく、それどころか作風もバラバラで連作というより完全に短編集といった方がいいかも。

レースものから、戦争もの、学園もの、後の「砂漠の薔薇」につながるようなものまで、なんか、すごいバラバラです。

これは、新谷かおるの作風の幅の広さも表していますねぇ。

わたしは、短編よりも、やっぱりじっくり読める長編を好みますが、こういった短編のなかに、長編になりそうな芽をみつけるのは、楽しいものです。