初月の歌 古代幻想ロマンシリーズ8
坂上大嬢は、いい子ですねぇ。
どっちかというと、「いい子、いい子、男の都合にいい子…」という感じがしないでもありませんが(爆)
「晩蝉-夏の相聞-」は、いい話ですねぇ。
好きです。こういう話。こういう人。
家にありし 櫃にかぎさし をさめてし 恋の奴に つかみかかりて
2日目。
こっちが、メインのレポートになる予定が……。濃い2日間です(笑)
しかも、宿初施設では、朝から「サンクトペテルブルク」を1回していたりします。
そして、向かった「現代玩具博物館」です。
泊まったところも、かなり山の奥だったのですが、現代玩具博物館は、さらにさらに、山の奥にありました。
ものすごい坂をのぼったところにある駐車場を降りて、さらに、階段をのぼって、やっとこさ、現代玩具博物館がありました。
大丈夫か……ここ。人来るのか……。
入ると、いきなり積み木の山です。
これは、「ネフ」の積み木じゃなくって、4センチメートル基尺のごく普通の積み木だったと思います。もしかすると、「カプラ」ってヤツだったかもしれません。この頃は、まだ、こっちの積み木には、あんまり興味がなかったんですな。
ただ、普通の積み木なんですけど、その量は普通でない(笑)
どれぐらいあるかというと、ドンドン積んでいけば、わたしがすっぽり入るぐらい……が、1人分として確保できて(オイオイ)、3人ぐらいは遊べるぐらいありました。
なんかもう、バベルの塔みたいなものが、積んであります。こんなの岩城敏之さんの「つみ木あそびの本」でしかみたことがないような作品というか、なんというか……。
「これ、さわっていいのかなぁ」
最近は、子どもの積み木も取り上げて積んでいるわたしですが、この頃は、まだウブだったっんですねぇ。
「これは、こられたお客さんが、勝手に積んでいったものなので、どうぞ、どうぞ、好きなようにさわってください」
オオッ。
そして、やることは、もちろん……壊す(爆)
でも、そこは、大人ですから。子どもみたいに、蹴っ飛ばしたり、パンチしたり、乱暴なことはいたしません。
ほら、自分の頭の上に積み木が落ちてきたら、コワイでしょ。
下の方にある積み木を、そーと、1つ抜き取ります。
!!!
なんと、全然、倒れないではありませんか!!
これは、おもしろい!!
つ
そーっ。また1つ。
積まれた塔が大きいので、重みでかなりもつんですねぇ。
そーっ。
調子に乗って抜いていたら、ガラガラと音をたてて積み木の塔は、崩れ落ちてしまいました。
ヤバイ(笑)
そうして、博物館の奥に……。
この日は、崩すだけでしたが、積み木を積むのに目覚めるのは、12月の岩城さんの講演会をまたなければならないのでした。
でも、この日から、全部つながって、今がありますね。
そろそろ、夜も更けてきました。
えーと、「ブラフ」が終了したあたりで、遊びに来ていた現代玩具博物館のみなさんも、みんな帰ってしまったのかな。
「サンファン」のインストをしてくださった超ベテランプレーヤーの方は、すっかり酔いつぶれて、寝息をたてておられます。
「しあわせそうだ……」
子どもたちも、もう布団に入って、そろそろ本日最後のゲームです。
ということで、最後のゲームは、カルカソンヌ・シリーズの「契約の箱」です。
えーと、ルールは、ほぼ「カルカソンヌ」と同じ感じです。
草原の計算の仕方が、「カルカソンヌ2-原始の営み-」みたいな感じで、たしか、草原にいる羊を数えるんだったかな。
あと、寺院が若干「カルカソンヌ」にくらべると弱まっている感じです。
それから、拡張にあった大ゴマが、若干ルールを変えて登場しています。
だから、「カルカソンヌ」を遊んだことのある人なら、すんなりと入り込むことができると思います。
「契約の箱」を他の「カルカソンヌ」と大きく隔てているのは、「契約の箱」の存在です。
これは、自分の配下コマを配置する代わりに、「契約の箱」を上下左右に1から5タイル分移動させるというものです。
そのときに、通ったタイルにコマをおいているプレーヤーは、点数を得ることができます。
このあたりは、「カルカソンヌ」ではときどきあった、タイルを配置してもコマをおくことができなくて、やることがないという状態のときでも、いろいろと考えることが増えていい感じです。
さて、実際のプレーなのですが、実は、もう眠たかったこともあって、あんまり覚えていません……。
えーと、はじめのうちは、わたしは、けっこう「契約の箱」を使って、せこく点数を稼いでおりました。
でも、みんなが「契約の箱」を動かし出すと、他の人たちは、契約の箱の周りを自分のコマで囲んで、けっこう動けなくされてしまいました。
ということで、前半セコセコ、後半はなんにもできずで、かなり他のプレーヤーに点差を開かれて、終わっていたような気が……。
でも、絵もけっこう気持ちよくくっつきますし、「契約の箱」ルールも、けっこういいです。
「カルカソンヌ」よりおもしろいかといわれると微妙なのですが、同じぐらいにはおもしろかったと思いますよ。
「契約の箱」のルールも、よくできていると思います。
色合いが、黄色主体で、ちょっと砂漠砂漠そしてるので、そのあたりの好みは、けっこう出るかもしれません。
ということで、1日目終了です。
実は、メインは2日目のはずなんですが(笑)
人生2回目の「バトルライン」でした。
そして、インストしてもらって遊んだにもかかわらず、相変わらず自分の手の中に「戦術カード」があると、枚数を気にせずに出そうとしたりしていました(笑)
そうか。相手が、出してくれないと次の「戦術カード」は出せないから、けっこう我慢しあいなゲームなんですね。
だから、「戦術カード」を引きまくるというのは、相手が、あんまり戦術カードを使ってこないと、引けるはずのカードが来なくて、かえって不利になっちゃうようです。
2カ所でリーチをかけておいたら、ツモったカードをよく見ると、両方におけたりすると、どうしようか迷います。
我慢して、我慢して、最後、一気に戦線がボロボロと崩れていくのは、やっぱり楽しいです。
なんと、なぜかこのときは、わたし勝っちゃいました。
でも、勝てた理由がイマイチわかっていないという……。
この後、2004年の年末頃に、親しい人と、もう1回、こんどは「戦術カード」なしの「ショッテントッテン」のルールで遊んだのですが、そのときは、見事に負けてしまいました。
なかなか、悩ましいけど、楽しいゲームです。
2人用ゲームは、なかなか遊ぶ機会がないのですが、「ロストシティ」とか、やってみたいゲームは、いろいろあります。
まあ、これからのお楽しみということで。