みどりのマキバオー3
菅助のムチに泣かされます。
そして、絶対、ギャグだと思っていた「イヌ走り」も、実は伏線。
すごい。
菅助のムチに泣かされます。
そして、絶対、ギャグだと思っていた「イヌ走り」も、実は伏線。
すごい。
ヘッポコーズと呼ばれながらも、冒険を重ねて、単号本も重ねて、レベルも、バブリーズに並ぶほどになりました。
多分、彼らがこれほど人気があるのは、ソード・ワールドRPGリプレイの第1パーティに人気があったのと、似ているかもしれないです。
バブリーズは、どっちかというと、プレーヤーも、マスターも、ゴリゴリのパワーゲームで、そのあたりが、ディープなRPGゲーマーに受けたんだと思います。
でも、第1パーティ(名前あったっけ?ユズと愉快ななかまたち?)や、ヘッポコーズは、なんか、なんていうんだろう街からはじまって、また街に帰ってくる冒険者たちで、なんか、そのあたりが、RPGを遊んだことない人にも、すごく、受けている気がします。
いや、レベル5超えてるということは、アレクトラ大陸では、もう充分に「勇者」なレベルなんですけど。
ハーフェン導師、大好きです。
なんか、意図していないと思うのに、微妙にヒースとかみ合っています。
言葉に縛られている話は、なかなか、すごい。
いや、本当に、当たり前すぎて、だれもかかないだけかもしれないけれど、それをこうやって、真っ正面から書いてしまうのは、すごいです。
ただ、最後の「見えなくなってよかったもの」には、ちょっとだけ疑問がのこります。
それは、本当にうしなってもいい力なのかな?
かっちょいい「甲賀忍法帖」も、順調に終わってしまいました。
終わりのイメージが、わたしの思っていたストーリーと違うのですが、思い違いをしていたのかな。
この「甲賀忍法帖」が、山田風太郎「忍法帖」のなかで、1番最初にあって、そして、1番印象的で、おもしろいと思います。
そして、「魔界転生」からはじまる十衛兵シーズの3部作。でもこれは、最初の「魔界転生」が、強烈に印象的で、あとは、イマイチかな。
あと、ちょっと軽めだけど、「忍法八犬伝」とかは覚えているのですが、他はあんまり覚えていないなぁ。
短編だと、すごい非情な話があって、びっくりしました。
基本的に、山田風太郎は、人間をあんまり信じていないのだと思います。
なんか、マンガと原作が、わたしのなかでは、はまりすぎて、区別がつかなくなっているようです。
ということで、次回は、「魔界転生」を希望。
いや、マンガ家さんとしては、違う作品を描いてみたいか?
昔、
「『マキバオー』?オレ、あんな絵のマンガ読まない」
とか言っていました。
そのとき、すすめた友だちは、
「あんな絵やけど…あんな絵だからこそ、このマンガは、いいんだよ!!」
と熱く語っていました。
そして、今、他の人に、同じ様にすすめる自分がいます(笑)
例えば、マキバオーや、騎手の菅助が、小さいこと。それは、ギャクではなくて、きちっとした意味があるんですよ。
そして、その事が、物語としっかりと結びついています。
「函館山の誓い!!」は、おぶ調教師が言われたようなことを、最近、わたしも言われたことがあるので、身にしみました。
なんで、手前らが、こいつらの限界を決めちまうんだ?
オレは、こいつらができるようになると信じてるよ。
手前の判断で、転ばないように先回りして、世話してやんのが親切で、いいことなのか?
人それぞれに対応するというのは、そういうことじゃねぇだろう?
それがわからないのなら、ずっと、わたしとは理解し合えないかもしれない。
自分のことをどうこうしたいと言っている訳じゃない。でも、こいつらがなんか少しでもできるようになったら、自分でできることが増えたら、うれしいじゃないか。
そういう欲望なら、確かにある。