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月下の棋士10

結局、友だちがいないから、将棋だけが友だちで、将棋に強いと(笑)
そんな感じ。

おもしろいです。

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ラミィキューブ

しばらく日本国内では入手が難しかった「ラミィキューブ」ですが、最近、マイツ・ゲーミング・マシンという会社から、「ラミーデラックス」という名前で出されて、大きなおもちゃ屋さんなどでは、おいてあります。

ルールは、「ラミィキューブ」とまったく同じです(笑)
最初、牌を引いて、順番を決めます。

ところで、この「ラミーデラックス」ですが、何に使うのかいっさい説明のないダイスが2個ついています。

「ダイスは、何に使うんですか?」

「えーと、ふって、牌を引く順番をきめるのかな?」

「じゃあ、サイコロふる順番は、どうやってきめるんですか?」

「そりゃあ、ジャンケンでしょう」

って、はじめっから、ジャンケンすれば、いいことでは?

自分の手牌から、続け数字の「ラン」や、同数異色の「グループ」を作って、場に出していって、自分の手牌を減らしていきます。
1番最初に、手牌がなくなった人が勝利します。ただし、自分の手番で、なんにも牌を出すことができない場合は、山から1枚引いてこなければならないので、手牌が増えていってしまいます。

場に出ている牌は、全て使えるならば、自由に組み直すことが出来ます。これが、このゲームの難しいところでもありますし、楽しいところでもあります。
これが、けっこう、色々考えられてたのしいです。
これは、しかも、一発逆転の要素でもあります。

ほんとうは、この組み替えを考えるのとかは、制限時間があるのだそうですが、まあ、普通に遊ぶときは、そんな細かいこといいっこなしです。

長考になりがちですが、その間自分も一緒に考えていますので、それほど長考が気にならないかな。
でも、後半になればなるほど、

「なんで、そこにおくかなー。そこは、わたしがおこうとしていたのにーー!!」

という悲鳴が上がります。

今回は、はじめて大人の人たちと遊んだのですが、はじめてこのゲームをされたという女性の方にも、けっこうウケておりました。

ということで、1月のMMGのお話は、おしまいです。

Ephraim Hertzano
増田屋コーポレーション
発売日 : 2011-11-18

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モダンアート

さて、「インコグニト」に続く今回のメインディッシュ「モダンアート」です。
これまた、クニツィアのゲームです。こっちは、バリバリ、ジレンマと競りのクニツィアという感じのゲームでした。

えーと、いっぱい書くことがあるなぁと思っていたのですが、思っていただけで、よく考えてみたらあんまり覚えていないです(汗)
こまったもんだ。

えーと、プレーヤーは、画商です。そして、自分の持っている絵を転売したり、人の持っている絵を競り落としてそれを高値で転売したりという感じで、お金を儲けていって、最終的にお金がたくさんある人が勝ちです。

題材は、題名のごとく「モダンアート」なのですが、小品が別のものでも、システムだけで、けっこう成り立ちそうなゲームです。
でも、この題材の「モダンアート」の雰囲気というのは、けっこうわたしは好きです。
なんていうのかな、このゲームのなかに画家が5人出てくるわけですが、

「この人の絵が好きだから、投資しておこう(笑)」

みたいな感じがあって、はじめて遊んだときでも、けっこう迷わずにプレーできると思います(いや、もっと戦略的なことを考えてプレーしろよという意見もあると思いますが……でも、はじめは、ちょっと様子見だからそれでいいのだと思います。そこで躓いてしまうと、ちょっとつらい)。

お金と手札として5人の画家の作品の描かれたカードが配られます。
プレーヤーは、自分の手番がきたら、その中から1枚選んでその絵をオークションにかけます。
オークション。つまり、競りなんですが、この「競り」が、このゲームのテーマです。

普通、競りのシステムは、1つのゲームに1つです。
みんなで、値段を言い合って、1番高値を付けた人に品物を売るというのが、まあオーソドックスなシステムかな。
それから、「はげたかの餌食」のように、自分の出したい金額を握って、1回勝負で一斉に出すタイプの値段の付け方もあります。
でも、これらが混在するというのは、あんまりありません。

でも、この「モダンアート」では、4種類もの競りのシステムが、ゲームに組み込まれています。
1つ目は、「自由入札」。みんなで値段を言い合う、普通の競りです。
2つ目は、「1回入札」。順番に、1人1回ずつ値段を言っていきます。買いたい人は、必ず前の人よりも高い値段を宣言しなければなりません。手番プレーヤーは、1番最後に順番がまわってきます。
3つ目は、「一斉入札」。その絵に払えるお金を握って、全員一斉にオープンする方法です。
4つ目は、「希望地入札」。手番のプレーヤーが、絵を売りたい値段を言って、順番に買うかどうか聞いていきます。「買う」という人がいた時点で、その人にその値段で落札されます。誰も買わなかったら、自分が買わなければなりません。

どの絵を売るときに、どの競りのシステムを使うかは、それぞれカードごとに指定してあります。

同じ画家の絵が5枚オークションに出されると、1ラウンドか終了。4ラウンド終了すると、ゲームが終了です。

基本的には、絵の価値というのはラウンドが進むごとに高まってきます。でも、ラウンドないに売りに出されなかった絵は、価値なしになって値段が暴落してしまうこともあります。
たしか、出された絵が少ない方が、レアものとして価値が高かったのかな。このあたりで、出さない方が得だけど、1枚も出さないと……というジレンマがあったと思います。

最初のラウンドとかは、値段のつけかたがというか、どれぐらいが相場なのかというのが、ちょっとつかみにくいと思います。
自分だけ、人からかけ離れた値段を宣言していたりすると、けっこう恥ずかしかったりします(笑)

欲しいものの値段をつり上げられてしまうと、けっこう張り合ってしまうとか……。つくづく、リアルな世界でオークションに手を出さなくて正解だなぁと……。

知らんぷりして、安く絵を手に入れたりしている人が強いかも。
競りゲームって、人がいいと勝てないですよねぇ(と、いい訳をしておこう)。

このゲームは、けっこうドキドキする要素が多くて、おもしろかったです。

でも、こんなドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたゲームが、絶版。手に入らないとは……。
再販されたら、手に入れよう。

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ホットポテト

「ホットポテト」は、ワイワイと子どもたちと一緒に楽しむ系のゲームです。
だから、戦略よりも、運の要素が強いゲームです。

プレーヤーは、各自1つずつボードを受け取ります。
このボードには、掌を上向けにした両手がかかれています。妙にリアルで、ちょっとマヌケです。

ルールは簡単で、サイコロをコロコロっとふって、出た目の指示に従うだけです。
掌の上には、アツアツポテトがのっています。これをとなりの掌にまわしていったりします。

プレーヤーの真ん中には、温度計が置かれていて、これもサイコロによって温度が上がったりします。

温度計の温度が「ホット」の位置まで上がったときに、掌の上にポテトをのせていた人は、手をヤケドしてしまいます。
大きなポテトなんていうのもあって、これは、大ヤケドということで、マイナス2点です。

えーと、あんまり覚えていないのですが、何回か「ホット」の位置があって、最終的には、温度計を突き抜けてしまうのかな。
だとすると、このシステムは、かの幻の名作「モレール」のバーストのしかたと似ていなくもないです。

あと、手袋というアイテムがあって、手袋していたらヤケドしないとかいうルールもあったと思います。

とにかく、みんなポテトきらいで、みんなにポテトを押しつけるゲームという感じでした。

この手のゲームは、時間制限なんて無いのですが、やっていると自然にスピードアップしてあせってきちゃうところがおもしろですね。

何回も遊ぶと、あきちゃうかもしれませんが、けっこう楽しく遊べるのではないでしょうか?

デザイナーは、クニツィア。
それは、ちょっと想像できないです。
でも、クニツィアの子ども用のゲームは、ものすごく簡単という印象があるので、また、普通のゲームとは作り方がちがうのかもしれませんね。

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 闇の怪盗

自分の手札のなかから、1枚カードを選んでふせて、せーのーでで、表に向けます。

ふせているカードには、「宝物カード」と「泥棒カード」の2種類あります。
「宝物カード」は、同じ数字のカードが出ていれば、キャンセルになって、ゲームから取り除かれます。このあたりは、「はげたかの餌食」に似ています。
もし、「泥棒カード」が出ていれば、泥棒は場に出された同色の宝物を盗んでいきます。それでも、場に残ったカードは、手札からもう1枚、そのカードと同じ種類のカードを出して、自分の金庫に入れることができます。
「闇の怪盗」の簡単な流れは、こんな感じです。

ただ、「はげたかの餌食」みたいに、なにか「点数カード」みたいなものに対して価値を考えてカードを出していくわけではないので、あんまりバッティングしにくいです。なんか、バッティングがおこると、「運が悪かったなー」みたいな気持ちになって、今ひとつ盛りあがりません。

泥棒のカードの方も、盗める色が決まっているのですが、誰がどの色のカードを出すかは、けっこう偶然なので、当てずっぽのような気が……。
まあ、「泥棒のボス」なんてカードもあって、このカードは、どの色の宝物でも盗めちゃいます。

あれ?どうだって、プレーヤーが持っているカードというのは、みんな同じ種類のカードを持っていたのかな?
それだったら、カウンティングが重要になってくる気がしますが……。
多分、ランダムだったような気がします。

だから、この「宝物カード」を自分の金庫に貯めていくというルールは、実は、けっこうこのゲームの中心の駆け引きではないのかも。

どっちかというと、駆け引きの中心は、いつゲームを降りるかです。
このゲームは、自分の金庫に貯め込んだ「宝物カード」の数字が点数になります。ただし、点数を得るためには、ゲームから降りなければなりません。
ゲームから降りるには、自分の金庫に入れたカードの枚数よりも点数の高い「金庫ロックカード」を出します。そうすると、点数が確定しますが、以後、ゲームに参加することが出来なくなります。

金庫ロックは、ねばった方が得か?実は、最後の1人になったプレーヤーは、金庫をロックすることができずに0点となります。
また、一度に複数のプレーヤーが金庫をロックして、金庫をロックしていないプレーヤーがいなくなった場合は、最後にロックしたプレーヤー全員の点数が0点になってしまいます。

だから、ちょうどいい頃合いを見計らって、金庫をロックしないといけません。
はやすぎれば、みんなが点数を稼いでいくのを横目で見ていなければなりませんし、おそすぎれば、0点になってしまいます。

うーむ。
今回は、前半の

「バッティングがおきないぞ?なんじゃこりゃ」

という印象が強すぎて、ちょっと、後半の降りるか乗るかという駆け引きは、理解できませんでした。
全体的な印象としては、イマイチかなぁ。
泥棒も、せっかく出してもあんまり盗んでこないし(笑)

これは、全員が慣れていた方がおもしろいゲームなのかもしれません。
もう1回ぐらいしてみたら、印象がかわるかな。

でも、このもう1回の機会って、なかなかないんですよね。

闇の怪盗