負けず嫌いの子は、そのうちきっと強くなると思います。
ディスクショット ナイス・ショット!
ディスクショット
今日のゲームは、「ディスクショット」です。
ということで、用意して待っているわたし。
他のゲームをさせる気は、ないようです(笑)
たまには、大人の指導も必要なのです。それによって、世界が広がっていくのなら。
けっして、大人の特権でワガママを言っているわけではないよ。
あ、あたりまえじゃないか。
えーと、前に「うつぼゲーム会」では遊んだことがありますが、こっちの子どもたちと遊ぶのははじめてです。
のこのことやってきた獲物は……いや、うぐっ。
元気にいっぱい遊びに来た子どもは、3年生の子が1人です。
サイコロ2個と、6種類の色のついたディスク6個、紐、それから、直方形のブロックと、四隅を木のブロックで作った紐のリングを使って遊びます。
サイコロの目には、数字のかわりにディスクの6色と同じ色がかいてあります。
いろいろな遊び方があるのですが、今回は、1番基本的な遊び方でGOです。
手番のプレイヤーは、サイコロを2つ振ります。
そして、出た色のディスク同士をおはじきの要領でぶつけます。そのときに、指のかわりに、紐をたるませて、その間にディスクをおいて、紐を横に引っ張ることによって、ディスクを前に滑らせます。
みごと、その色のディスク同士をぶつけることができたら、1点です。成功すれば、そのまま手番を続けることができます。
ただし、ゲームは、四角いリングの内で行われます。弾いたディスク、弾かれたディスクが、リングの端の紐や、四隅のブロックにぶつかれば失敗になってしまいます。
だから、ちょうどよい力加減でディスクを弾かなければなりません。
また、間に別の色のディスクなどがある場合は、関係ない色に途中で当ててはいけません。そういう場合は、直方形のブロックをおいて、そこに反射させて、狙うなどします。
また、サイコロが同じ色同士だったら、これも、無条件に1点です。
規定の点数を早く取れたものが勝ちになります。
もう少し細かいルールをかくと、「ディスクどうしは必ず5センチメートル程度離れていなければなりません。近づきすぎているディスクがあれば、離します。」、「ゲームフィールドのひもやコーナーのブロックに触れたり、2センチメートル以内に近づいているディスクは、2センチメートル以上離します。」という2つまルールがあります。
今回は、あんまり細かいルールを気にせずに楽しもうと考えました。
「サイコロを振ります。サイコロでた色同士をぶつけます。うまくぶつけられたら、1点です。とちゆうで、他の色とか、このかこみとかにぶつかったら失敗です」
ぐらいの説明をして、わたしからサイコロを振って、スタートです。
コロコロ。
「どっちから、どっちにショットしてもいいからね。このひもを、横に引っぱります」
最初は、みごと成功。
「成功したら、また続けられます」
点数を覚えておくのがめんどくさいので、点数が入ったら、碁石を点数がわりにもらいます。
3点とったところで、失敗。
交代です。
3年生の子。コロコロ。
ゾロ目。いきなりかい!
「ゾロ目の場合は、何にもしなくても1点です」
「やったー」
いいのかそれで?
2ショット目成功。3ショット目失敗。
やっぱり、ひもでディスクをとばすというのは、3年生の子にとっても、かなり難しいような感じです。どうしても、横に引っぱるというよりも、押し出す感じになってしまいます。
まあ、わたしの方も、方向はかなりまっすぐ進むのですが、いかんせん力の加減が難しくて、飛びだしたり、届かなかったりします。
ちょっと、慣れてきて、3年生の子がとった作戦が、自分の方にディスクを引き寄せる作戦でした。
そっちの方が、やりやすい?
何回かしていると、ディスク同士がどんどん近づいて、ダンゴ状態になってしまいます。
やっぱり、ディスク同士5センチメートルの間隔をあけるルールは、あった方がいいよなぁ。
でも、これ、だれがどんな基準で間隔をあけるのかは、ルールにも、かいてありません。
うーん。次にシヨットする人でない人が、動かした方が無難かな?
まぁ、サイコロを振る前だったら、どっちが動かしてもそうかわらないか?
てなことを試行錯誤しているうちに、わたしの点数が9点、あいての点数が7点に。
すると、その子、ちらっと時計を見て。
「まだ、時間あるよなぁ。15点まででも別にいいよなぁ」
負けず嫌いです。
「まぁ、時間はあるけどね」
とショット。見事にヒット。
「これで、終了」
「何言うてんの、あと5点あるやん」
まぁ、時間あるので、つきあうけどね。
いいのか、それで?
「ここと、ここの石は、近すぎるな」
ディスクを動かしてくれますが、露骨に遠いんですが…。
でも、このゲーム、ディスクが近くにあったら得かというと、そうでもない。近すぎると、他の石をよけてシヨットしなければならないこともでてきます。
だから、ディスクを離すのがそれほど有効というわけでもないんですねぇ。
でも、子どもも慣れてきて、ゾロ目が2回続いたりして、13点ぐらいまで追いかけてきました。
「同点!」
「わるいけど、おっちゃん、これで決めさせてもらうわ」
コロコロ。わたしにここで、今日はじめてのゾロ目。
「ずるい!」
きみ、3回も出てるがな。
そして、ラストショットを決めて、終わりました。
「いや、おっちゃんから始めたから、わたしの番まであるはずや」
気持ちいいぐらい負けず嫌いです。こういう子は、上達もはやいかもしれません。
「ええで。連チャンで2回きめたら、同点な」
大人ですから、これぐらいの余裕をもたねば。
「慎重に、1回目はずしたら、もう終わってまうで」
でも、プレッシャーは、思いっきりかける(笑)
はい、あっさり、プレッシャーに負けてました。
まだまだ、アクションでは負けまへんでー。
ロッティ・カロッティ 大人と子ども
ロッティ・カロッティ
まさか、このゲーム日記で、このゲームを紹介することになるとは思ってもいなかったゲーム。
それが、「ロッティ・カロッティ」です。
立体的なゲームボードとそのギミックが特徴のゲームです。
ウサギさんたちが、丘を登る競争をします。頂上のニンジンにたどりつけばゴールです。
プレーヤーは、カードをめくってカードにかいてある分だけ自分のウサギを進めることが出来ます。
でも、「ニンジンカード」がでると、頂上のニンジンをカチリというまでまわさなければなりません。
ニンジンをまわすと、どこかに穴があいてしまうことがあります。
そこに止まっていたウサギは、あわれ穴に落ちてしまいます。
穴に落ちずに、最初に頂上につくことの出来たプレーヤーが勝利します。
とまぁ、簡単なスゴロクゲームです。
で、なんで、このゲーム日記で、このゲームを紹介することになるとは思ってもいなかったかというと、実は、このゲームにはけっこう不満があるからです。
そのあたりは、さすがにメーカーも理解しているのか、このゲームの対象年齢は、「5~10歳」です。わたしは、もう対象じゃない(笑)こんなゲーム、はじめてみました。
でも、子どもたちは、このゲーム大好きです。特に1年生の子たちは、最近は、これとか、ブロックスばかりを引っ張り出して遊んでいます。
今日も、ブロックスを出して遊んでいたのですが、同じ色のタイルをピッタリ敷き詰めるゲームになっています。
「ほんで、そのゲームは、今、だれが優勢ですか?」
「だれが、勝ちそう?」
と聞くと、わからない(笑)
それが終わったあと、
「一緒にあそぼう」
と来たので、
「なにがしたい?」
と聞くと、全員一致で、「ロッティ・カロッティ」を推薦してきました。
「これやったら、きみらだけでやれるやん」
「いいから、4人でしよう」
ということで、なにが「いい」のかはわかりませんが、1年生3人とわたしとでプレーです。
カードをめくって、その数だけ自分の色のウサギコマを動かします。けっきょく、カードを引くだけの淡々としたゲームになってしまいます。
コマは、各プレーヤー4つずつあって、前方に穴があったり、次に止まるマスが穴になりそうなマスならば、別のウサギコマを出発させたり、動かせたりします。
そのあたりが、多少考えるところのようにみえますが、1ぴきがゴールすればOKですから、どうしても先頭のウサギだけを何も考えずに動かすことになりがちです。
けっこう、落ちる確率も少なく感じます。
今日、4人でプレーしました。全部で16コマあるはずですが、穴に落ちたのは2つだけでした。
今回、わたしだけは考えるプレーをしてみようということで、2コマ動かして様子を見ていました。
子どもは、ひたすら前へ前へ1つのコマだけを進めていきますが、カードの引きの悪い子もいて、3番手ぐらいの位置につけています。
そのうち、2位の子が、ニンジンカードを引いて、自分のコマを穴に落としてしまいました。
このときは、たしかにうけました。しかも、自爆だったし。
で、その子は、またスタートから次のウサギを出します。
1位の子は、だんとつトップ。
2位は、わたしだけれど、前に穴があってストップ状態。
で、3位の子が、サイコロをふりました。
「3」。
そのまま動かせば、わたしを飛び越えて「穴」です。
まぁ、普通は、次のウサギを出発させるでしょう。
でも、なぜかその子は、自分のウサギを穴に突っ込ませておりました。
で、次の自分の順番に新しいウサギをスタート。
きみたち、いつも、こんなプレーしてんのか?
なんでやねん。
こんなプレーをしてても、落ちたのが2ひきだけですからねぇ。落ちたウサギは、よっぽど運がなかったとしかいいようがないです。
そのまま、あっさり、1番の子がゴールしました。
なんか、最後の最後に「穴」がよく開く危険なところがあるとか、そういうのがほしいです。
あと、こんなけのあっさりした10分ぐらいのプレーの中で、カードがなくなって3、4回シャッフルしているというのも、どうかと思います。
不満いっぱい、前をみると、子どもの顔は満足そうです。
うーむ。大人の感覚と子どもの感覚の違いというのは、ありそうです。
たしかに最初これやったときは、わたしも、それなりにはおもしろいと思ったのを思い出しました。
ちょっと、大人は飽きやすいのかもしれません。
うーん。大人もおもしろいように、カードを手持ち3枚とかにして、どれを出してもいいとか追加ルールをつけてやってみようか?
そんなことを思った、今日の「ロッティ・カロッティ」でした。
みずから落ちる
みずから落ちても、得はないよなぁ。
この年にして、勝利よりウケを狙ったか?
良い読み
「キリ番ゲッター」4143番の申請がありました。
4143番は、ゲームに必要な「良い読み」だそうです。
あかにこさん、登録させていただきました。